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道南へいきたかったので・・・1泊2日プチ湯治 2日目 [温泉旅行記 / 宿泊]

こんにちは。

渡島半島椴法華地区、宿泊したお宿は恵山への登山道の出発点でもありましたが、なるべく手軽に恵山の近くへ行ってみるべく、クルマで南側へ回り込み、標高 300m の恵山火口原駐車場へ行きました。

いくつか設けられている登山道や散策路のうち、恵山展望台へ通じる散策路を歩きました。ゆっくり歩いて 1 時間程度で周遊できます。
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活火山恵山(標高 618m)の荒々しい風景を眺めながら歩けました。時折、硫化水素の匂いが漂ってきます。
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大海原が見えてきました。離島の火山を除くと海にいちばん近い活火山は恵山なのではないでしょうか。
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終点の展望台からは津軽海峡と下北半島の大展望が広がりました。
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空気が澄んでいれば岩木山までも見えるようです。夏休みは対岸の下北半島からこちらの恵山を眺めていました。この景色を見れただけでも、あこがれの恵山に来れてよかったです。

昨日は暗くなって景色が見れなかった渡島半島南東海岸沿いをドライブしました。小さな漁村と漁港が次々に現れ、クルマの中まで磯の香りが漂ってきました。また駒ヶ岳も姿を現してきました。
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道沿いにあった渡島砂原駅に立ち寄り。
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ストーブの煙突が伸び、いかにも北海道らしい味がある駅舎でした。
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この渡島砂原駅がある函館本線砂原支線は特急列車は通らず、なかなか乗る機会がない路線。かつての上り急行はまなす号は砂原回りで、はまなす号に乗って通ったときは夜中で景色は見えませんでした。今回、時間があえば砂原支線に乗ってみることも考えましたが、昼間走る列車が少なく断念しました。

森駅に立ち寄りました。森駅は海と駒ヶ岳が眺められる景色がよいローケーションの駅ですね。ちょうど特急列車がやって来る時間でしたので、入場券買って跨線橋からその様子を眺めました。
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そして森駅といえば有名な駅弁、いかめしです。駅前の商店で購入しました。
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どこか景色のよいところでゆっくり食べたい・・・八雲町の育成牧場へ行きました。

もうこの季節は牛さんがいませんでしたが、北海道らしい広大な景色が広がりました。
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内浦湾が緩い孤を描くその先に、冠雪の羊蹄山が見えました。また湾をはさんだ室蘭方面も見ることができました。
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この広大な景色を眺めながらいかめしをいただきました。なんだかプチ贅沢気分。目一杯のごはんが詰められたイカが 2 個入り、パッケージは小さいですが、お宿の朝食で食べ過ぎたため、昼食はこのくらいのサイズでちょうどよかったです。
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さて、〆の温泉は同じ八雲町、上の湯温泉、温泉旅館銀婚湯 さんで立ち寄り入浴しました。
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お宿の周りはきれいな紅葉でした。
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枯れ葉が漂う露天風呂、頭上の青空と光に透かして見える紅葉の鮮やかな色を楽しみながら入浴しました。
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一方の内湯は大きな窓を備えた細長い岩風呂で、20 人以上は入れそうな大きなお風呂でした。少し塩気と鉄分を感じるかけ流しの温泉、内湯からも紅葉が眺められ、時間が許す限り、ここでゆっくり過ごしました。

今回の旅行のメニューはこれで終了。再び駒ヶ岳の雄姿を眺めながら、函館方面へ向かいました。
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旅の終点は新函館北斗駅。レンタカーを返却し、新幹線で帰ることにします。
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◆ 新函館北斗 16:17 → 大宮 20:06 : はやぶさ 34 号
◆ 大宮 20:38 → 上越妙高 22:17 : はくたか 577 号

この季節は 16:30 頃になると暗くなってきます。景色を楽しめないので、はやぶさ号はリッチにグリーン車にしてみました。グリーン車は新函館北斗駅で乗車したときから年配者の旅行者が多く乗車して 7 割ほどうまる乗車率でした。
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青函トンネルを抜けると真っ暗。新函館北斗駅で買った駅弁とビールをお供に乗車を楽しみました。
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長い日数の旅行ができない身で短時間で行ってきた道南地方。正直それなりにお金がかかりましたが、天気に恵まれ、温泉も食事もたくさん味わえてよい旅行だったと思います。また行きたいな。


★最近のはるちゃん★

私たちが長座布団の上で昼寝しているのを見ているはるちゃん、真似して寝転ぶのが大好きです。
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お婆さんの近くが落ち着くようですね。
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道南へいきたかったので・・・1泊2日プチ湯治 1日目 [温泉旅行記 / 宿泊]

こんにちは。

今年の夏休みに下北半島へ行き、大間崎や下風呂温泉で対岸の北海道恵山が見えたとき、とても北海道・・・対岸に見えた道南、恵山付近だけでもよいので・・・へ行きたくなりました。

そこで 11 月上旬、プチ湯治を兼ねて 1 泊 2 日で道南方面へ行きました。

前夜、最終の新幹線で東京へ移動し・・・

◆ 上越妙高 21:21 → 東京 23:24 : はくたか 578 号

カプセルホテルで泊まって(前夜に宿泊しているので正確には 2 泊の旅行でした)、朝いちばんの飛行機に搭乗しました。
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◆ 東京(羽田) 6:15 → 札幌(千歳) 7:45 : ANA 987 便

飛行機は左側窓側を確保してありました。当日の関東はとても良い天気で、上空から関東平野が一望できました。日光中禅寺湖が見えたあとは雲にさえぎられてしまいましたが、秋田県上空で徐々に雲がとれ、眼下に田沢湖、紅葉の十和田湖、下北半島の恐山を眺めることができ、楽しいフライトでした。

空港でレンタカーに乗り換え道南を目指します。最初に国道沿いの道の駅で、ウトナイ湖を眺めました。国内屈指の渡り鳥の中継地とのことですが、この場所から渡り鳥の姿はほとんど見えませんでした。
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苫小牧東 IC から道央自動車道で西進。1 日目は長万部でかにめしを食べて、八雲町周辺の温泉を 2, 3 ハシゴするつもりでした。ところが途中で欲が出てしまい、日本海側の島牧方面へ行ってみたくなり、黒松内 IC で高速を降りました。

田舎道を走ると北海道らしい光景が次々と・・・
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他のクルマとほとんど出会わない道は楽しくドライブできます。
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島牧方面では 100 名瀑の賀老の滝、ドラゴンウォーターと呼ばれる炭酸水の湧出地、またその沿道の千走川温泉などへ行こうと思いました。しかし、近づくにつれどんより曇って雨が降りそうになって来たことや、改めて地図を見ると思った以上に遠回りだったことから、結局どこにもよらず、海沿いをドライブするだけになりました。

(海沿いは晴れていたのですが・・・)
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最初の予定通り、長万部でかにめし買う計画のままが良かったな、かにめし食べられないのか、と思ったらブルーな気分になってしまって、以後しばらく写真はありません。

昼食は瀬棚のセイコーマートで自家製の焼肉丼(だったかな?)買って車中で食べドライブを続けました。

ようやく温泉入浴です。貝取澗温泉の 国民宿舎あわび山荘 さんで立ち寄り。名前がいいですね。宿泊したらきっとあわびをたくさん食べることができそう。露天風呂は川沿いにありました。しかしお湯がちょっと塩素の匂いがしましたので、ささっと切り上げて内湯に移動。内湯は大きな細長い浴槽で木の壁で仕切られていますが、男女で浴槽を供用しているようでした。薄茶色の湯で細かい湯の華が浮遊し、塩素の匂いも感じられずいい湯でした。

八雲町熊石地区で日本海と別れ、雲石峠を越えて太平洋側へと向かいました。その国道 277 号線は日本で最短で太平洋と日本海をつなぐ道、また八雲町は日本で唯一太平洋と日本海の二つの海を持つ町とのことです。

意外とダイナミックだった雲石峠越えの後、八雲温泉おぼこ荘 さんで立ち寄り入浴。こちらも渓流沿いで大きな露天風呂があります。底が見えない茶色く濁ったお湯でした。周囲は冬枯れになっていましたが、紅葉だったらとても綺麗だったと思います。宿泊したら星空を眺めつつせせらぎの音に癒されそうなロケーションでした。内湯は露天風呂と別源泉のようです。こちらはやや笹濁りの湯で、かけ流し量が多く鮮度がとてもよく感じました。

この日の宿泊は恵山岬近くの ホテル恵風 さん、着いたときはすでに真っ暗になってしまいました。
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北海道ふっこう割のプランを利用し、宿泊料が 3,000 円割引だったうえ、ソフトドリンク 3 本サービス、夕食時 60 分飲み放題、1,000円分の商品券、カラオケ 60分無料がつき、カラオケ以外は全て利用させてもらいました。

日帰り入浴施設としても利用されていることからスーパー銭湯のようないろいろな浴槽がありました。その中でもかけ流し浴槽があったのが良かったです。また小ぶりながら 24 時間入れる宿泊者専用のかけ流し浴場があって、特に朝は日の出を見ながら入浴できました。

食事はレストランで。夕食は 6 点盛りのお刺身、牛ロースステーキ、キンキ唐揚げ、それにあわび焼き、握りずしなど、一部洋風な盛り付けのお料理を含む全 11 品いただきました。ただ、60 分飲み放題の日本酒(銘柄失念)が紙パック入りのものでちょっとチープな印象でした。別に冷酒頼めば瓶に入ったちゃんとした銘柄があったと思いますが・・・でもお料理はおいしくお腹いっぱいになりました。

特筆すべきは朝食。バイキングで一般的なメニューの他、お刺身コーナーがあり、自分でマイ海鮮丼を作ることができました。特に函館市らしくイカが大量に盛られており、好きなだけ食べることができ、これまた朝からお腹がはちきれそうになりました。どうもごちそうさまでした。

ホテル恵風さん、よかったな。なかなか来れる場所ではないですが、また機会があれば宿泊したいです。

なお、お宿の近くに海と一体化できる有名な露天風呂、水無海浜温泉があります。満潮時は水没し干潮時しか入れないというワイルドな湯、当日の函館港の干潮は夜明け前。すでに水没しているかもと思いつつ 8 時過ぎに行ってみると、まだ浴槽がきちんと現れていました。
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いくつか浴槽があるようで、もっとも景色がよさそうな浴槽へ近づいてみました。
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入浴するのとほぼ同じ目線で。
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浴槽周囲はフナムシが駆けていたり浴槽の中は藻が付着していたりするので、入浴はちょっと勇気がいるかも知れません。それでも入浴しつつ海からの日の出を眺められたら最高かも知れません。


★今朝のはるちゃん★

今のところ、雪はあまり積もっていません。
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しかし、寒い一日です。こんな日ははるちゃんとまったり。
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はるちゃんはチャックを引きちぎるので困りものです。チャックが閉まらなくなった服が何着もできてしまいました。

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1泊2日プチ湯治・・・会津西山温泉 [温泉旅行記 / 宿泊]

こんにちは。

会津西山温泉へプチ湯治に行きました。
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初日は天気がいまいちだったため、自宅を午後出発、北陸道 → 磐越道 → 西会津IC → 国道 400 号線を通って温泉へ直行しました。

途中経路の国道 400 号線沿いには集落毎に「西方街道 下谷路」などの木の標柱が立てられていました。西方街道は越後と奥会津を結ぶ海と山の交易路、いわゆる「塩の道」だったようです。写真はその名の通り、道沿いにたくさんの杉の木が立ちならんでいた、西方街道杉峠。
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柳津町の会津西山温泉に着きました。6 軒の旅館や日帰り施設がありますが、それぞれ離れた場所に点在しており温泉街はありません。今回は写真中央の滝の湯旅館さんで宿泊しました。
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部屋は鮎釣りができる清流、滝谷川が見え、川音が聞こえる私好みのロケーション。ひょっとしてかじか蛙の鳴き声が聞こえるかも、と思っていましたが、さすがに 8 月は無理でした。その代わり蝉の鳴き声が響き渡っていました。
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周辺を散策。西山温泉は 8 つの源泉が湧き、最初の「神の湯」の発見は 1,300 年も前でした。以来、湯治場として栄えてきたのだと思います。現在は寂れた田舎の温泉という風情です。
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お宿のお風呂はそれぞれ別源泉の男女別内湯と混浴(女性専用時間あり)の露天風呂が 1 つありました。内風呂は途中で男女入れ替えになりますので宿泊だと両方入ることができました。最初の男風呂は少し硫黄臭がする共有の荒湯源泉が注がれており、浴槽のお湯には白い湯の華の浮遊が見られました。女風呂は独自源泉の滝の湯源泉でこちらは硫黄臭はしませんが少し塩気が感じられました。いずれも源泉温度は 70 度を超える高温で浴槽のお湯は熱いです。8 月という季節がら水でうめないと入るのが厳しかったです。

露天風呂からの景色です。対岸から源泉を引いているようです。対岸の小さな屋根がかかったところは、滝の湯さんの独自源泉だと思われます。
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食事は朝夕とも食事処で。夕食は鮎の塩焼き、マリネ風のお造り、会津地鶏の焼き物、車麩の煮物、その他野菜天ぷらなどがいただけました。会津地鶏、車麩の煮物、おいしかったです。車麩は新潟から伝わったようなことをおっしゃっていました。おそらく先ほどの「塩の道」でこの地に伝わってきたのかも知れません。会津の地酒(銘柄失念)ともにいただきました。ごちそうさまでした。朝食はごく普通の旅館の朝食でした。

さすがに山の中とはいえ暑い季節なので温泉は烏の行水でした。でも夜はエアコン無しで窓を開け、川音を聞きながら眠ることができました。

このあたりはマグマだまりが地表近くにあり、豊富な熱資源が得られるため、地熱発電所があります。以前、その柳津西山地熱発電所の PR 館を訪ねたことがありました。
(その時の記事は こちら

チェックアウト後、柳津町 → 昭和村 → 金山町、と奥会津らしい景色を探しながらドライブしました。そんな景色をいくつか・・・
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天空に浮かんでいる集落?
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只見川、大志集落、只見線の線路が見える絶景ポイントです。
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会津川口駅です。気動車が待機中。
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道の駅「奥会津かねやま」で昼食に高遠そばをいただきました。
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金山町はアザキ大根という辛味大根が自生しているそうで、そのアザキ大根を薬味に使ったそばとのことです。ちょっぴり辛く冷たいおそばはおいしかったです。そばを大盛りにしたので大根はもうちょっとたくさん欲しかったな。

食事していたら列車が通る時間になりました。会津中川駅近くを行く会津若松行き。
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奥会津らしい里山風景をコトコト走る姿を見たら、また只見線に乗りに来ようと思いました。


★最近のはるちゃん★

家でリラックスしているときはもちろん、通院のガクブル時であっても、お顔のおそうじはかかせません。
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1泊2日プチ湯治・・・下諏訪温泉 [温泉旅行記 / 宿泊]

こんにちは。

病気だったはるちゃんが元気になった 3 月中旬、1 泊くらいプチ湯治してきてもいいかな、と長野県下諏訪温泉へ出かけてきました。
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まずは岡谷 IC を降りて下諏訪へ向かう途中、国道 20 号線沿いに看板が出ていた矢木温泉で立ち寄り入浴。
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無人の共同浴場で料金 230 円を料金箱へ入れて利用。矢木温泉は 1 年ほど前まで旦過の湯源泉を引いていました。しかし国道の工事で引き湯ができなくなり廃業が危ぶまれましたが、町の補助を受け別源泉の引き湯に切り替えて存続しているとのことです。

浴室は壁の大きなタイル絵に目がうばわれます。長方形の浴槽にかけ流しで適温の湯でした。別源泉に切り替えたためなのか投入量が少なめに感じました。私が訪ねたときは入れ替わり地元の方が訪ねていましたが、経営は厳しいようです。

今回は、ぎん月さんに宿泊しました。通された部屋は角部屋で、南側の窓から諏訪湖が望めました。以前に利用したことがあったのでサービスしてくれたのかな?

チェックインしてお茶をいただいた後、散策に出かけました。
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下諏訪はかつての街道、中山道で唯一、温泉がある宿場町でした。旧中山道沿いは昔ながらの家々が並んでいました。
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良い雰囲気の路地ですね。
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道すがら、諏訪大社下社秋宮に参拝。
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巨大なしめ縄にびっくり。
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散策のついでに、お宿で入浴券をもらってきた旦過の湯で立ち寄り入浴。
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鎌倉時代に修行僧の寮を建てた際、僧侶の入浴施設として与えられたのが始まりという古い共同湯で、激熱の湯でも有名なところ。 5 年ほど前に全面改築され、激熱湯を受け継いだ高温浴槽の他、適温の浴槽や露天風呂もできて利用しやすくなりました。

投入量、オーバーフローも多く、混雑にもかかわらず気持ちよくさっぱりした浴感が味わえました。うわさの高温湯は一瞬でも肩まで入ってみようと思っていましたが、足を入れただけで火傷しそうな熱さ。とても浸かれる温度ではありませんでした。

お宿に戻って楽しみな食事です。夕食はお部屋で、朝食は食堂でいただきました。せっかくですのでデラックスプランにしてみました。信州で高級食材というと手に入りづらい海の幸になるのでしょうか。思ったより海の食材が多い印象でした。名物として出されたのが鯉の新月煮、新月煮という名前は聞いたことありませんが、鯉の輪切りを醤油とお酒で 2 日間煮たという料理、内臓や骨まで全部食べれます。お酒は岡谷市のお酒、高天を注文しました。海の幸や鯉料理でお酒が進みました。山菜の先付けや信州みそのお味噌汁などおいしく、また盛り付けも美しかったです。どうもごちそうさまでした。
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仲居さんは部屋の出入りや朝食の出迎えなど、用があるとき必ず「○○さん」と名前(苗字)で呼んでくださり好印象でした。さらに朝は部屋入口に女将さん?の手書きメッセージも添えられていました。

ぎん月さんのお風呂は内湯、露天風呂があり、綿の湯源泉を引いています。露天風呂はかけ流しで、夜 9 時からは貸切で利用できます。
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小さいながらも庭にしつらえた木造りの浴槽がいいですね。下諏訪の北東には中山道最大の難所と言われた和田峠があります。峠を越えた人もこれから峠を越えようとする人も、かつてはこのようなお風呂に入って疲れを癒していたのかも知れない、と想像しながら湯浴みを楽しみました。
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一方の内湯は循環併用ですが夜通し入れます。小さ目の浴槽なので、誰もいない夜中にゆっくり入るのがいいですね。

ぎん月さん、引き続きリピートしたいお宿です。

翌日は諏訪大社下社春宮で参拝。
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春宮の近くに鎮座する異色の石仏、万治の石仏にも参拝しました。
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そして中山道の最大の難所であった和田峠は、新和田トンネルの通行料が 620 円と高いので、くねくね道の旧道を通りました。和田峠の標高は 1,531m まで達します。冬は雪も積もる厳しい峠道。昔、このきつい峠を越えてたどりついた下諏訪で出会った温泉はさぞかし旅の癒しになったことでしょう。

帰り際にもう 1 ヶ所、温泉によって行くことにしました。訪ねたのは青木村の田沢温泉。木造の立派な旅館、石畳の道など風情ある小さな温泉場です。
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共同浴場、有乳湯で入浴しました。温めでほんわか硫黄臭がただよう柔らかなお湯が大量投入、大量オーバーフローしています。体に細かな泡が付き、手でぬぐうとビロードに触れているよう。洗い場のシャワーも温泉でとても気持ちよいです。田沢温泉の共同浴場もとてもお気に入りの温泉です。この湯に毎日入れる地元の人が羨ましいな。
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24 時間ほどで帰ってきた短いプチ湯治でしたが、良いお湯をたくさん楽しめました。なにか参考になることがあれば幸いです。


★最近のはるちゃん★

昨年秋からほったらかしにしておいたプランターを見たら、クローバーの新芽が出そろっていました。
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早速ミニ野原を復活できました。はるちゃん良かったね!
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湯岐温泉に宿泊して滝川渓谷を散策しました [温泉旅行記 / 宿泊]

こんにちは。

2017 年 11 月上旬の旅行、前回の続きです。

郡山発着で列車乗りっぱなしの旅を終えたあと、福島県塙町の湯岐温泉を訪ねました。老舗の山形屋旅館さんに宿泊しました。
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400 年以上前から湯治場として存在してきた湯岐温泉は以前から来てみたかったところ。里山の小さな盆地に温泉場があるイメージでしたが、山奥の急斜面に沿って階段上に旅館が建っており、想像外のロケーションにちょっとびっくりしました。

部屋と廊下のあいだに踏み込みがないなどお宿は湯治場のような雰囲気。でもこたつが置いてあったり、食事は部屋食ですし、お宿の方はフレンドリーでしたし、何だかとてもくつろげました。

食事も良かったです。鮮度の良いお造り、鮎の塩焼き、常陸牛などいただきました。そして日本酒のメニューも充実していました。今宵は同じ福島県、会津田島のお酒、国権をいただきました。ごちそうさまでした。
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さて、お風呂は建物内に貸切風呂がありますが、何といっても一旦外へ出て別の湯小屋にある天然岩風呂です。花崗岩の割れ目から湧きだす源泉をそのまま囲って浴槽にしたそうで、足元自噴泉です。
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24 時間入浴でき、基本混浴ですが、1 日 3 回ほど女性専用時間があります。

泉質は透明度の高いアルカリ性単純泉、わずかに硫黄の柔らかい匂いがしたように思います。夕方は入浴客が入れ替わり訪ねて来ており、ちょっと混雑気味でした。その代わり真夜中は貸切状態で、のんびり 1 時間くらい入ることができ、お湯を存分に味わせていただきました。

湯岐温泉、よかったな。また泊まりに来たいです。

湯岐温泉近くの風景。何気ない里山風景はいいですね。
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翌日は滝川渓谷を散策しました。
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滝川渓谷は東北最南端の秘境と呼ばれているそうで、片道約 3km の散策路区間に四十八滝が存在しているとのことです。
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私は下の駐車場から渓谷を登り、最上部の滝川の里まで行って折り返してきました。標高差は 300m あるそうなので、ちょっとした軽登山の雰囲気も楽しめたかなと思います。
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色づいている木々がよい味出していました。
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この滝川渓谷、今まで知らなかったです。渓流や滝の景色も美しくとても良いところでした。
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散策後、昨日乗車した水郡線を矢祭山付近で写真撮りたいなと思っていましたが、列車がかなり遅延しているとのこと、いつ列車が来るか分からないのであきらめました。

栃木県へ入り、大田原市黒羽地区の雲巌寺に立ち寄り。山の中にとても立派な山門を持つお寺があるのですね。禅宗の日本四大道場の一つとのこと。奥の細道の松尾芭蕉も立ち寄った由緒あるお寺のようです。
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先ほど滝川渓谷をハイキングしたので、〆にどこかの温泉に入って行きたいところ。ちょうど喜連川温泉を通りましたが、喜連川温泉は泉質が強力なので、少し北にある松島温泉乙女の湯に立ち寄りました。

かけ流しの温泉はとろとろ。置いてあったとろとろ全身シャンプー(だったかな?)と温泉シャワーの相乗効果で、思い切り体中がとろとろになりました。旅の最後にちょっと面白い体験でした。


★最近のはるちゃん★

子宮を摘出すると性格が変わると言いますが、はるちゃんも少し変わってしまったようです。今までは抱きかかえられてナデナデされるのが結構好きだったのに、それを嫌がるようになって何だかよそよそしくなったように思います。
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代わりに膝の上に飛び乗って服を「ほりほり」したり、座布団を「ほりほり」したり、また雑巾をかけるような仕草(私たちはこの仕草を「ふきふき」と呼んでいます)を頻繁にするようになりました。なぜ「ふきふき」するのだろう?
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「ほりほり」や「ふきふき」し過ぎでお疲れ。
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性格が変わってもかわいいはるちゃんであることは何ら変わりません。引き続き元気でいて欲しいです。

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