SSブログ
旅行いろいろ ブログトップ
前の5件 | 次の5件

青森県方面へ旅行 2日目、下北半島大間崎へ [旅行いろいろ]

こんにちは。

宿泊した大鰐温泉を発った頃は雨降りでしたが、津軽半島を走る頃には徐々に晴れ間が見えるようになってきました。対岸は下北半島です。
Q8174162.jpg

昨日と同じく外ヶ浜町の蟹田へやって来ました。今日は列車ではなく船に乗船です。むつ湾フェリーで下北半島へ移動しました。
Q8174164.jpg

◆ 蟹田港 10:50 → 脇野沢港 11:50 : むつ湾フェリー第3便

利用した便はクルマが 7、8 台程度しかいなく、乗客は少なかったです。短い航路で、かつ寒く無ければ、客室へ入らずに甲板で海を見ながらぼーっと過ごすのが好きです。しかし沖合へ出ると北風が強く波しぶきが舞ってきて寒かった。春〜初夏でしたらイルカの群れに出会えるそうです。
Q8174174.jpg

鯛の形に似ていることから名付けられた鯛島。私には鯛というより鯨に見えました。坂上田村麻呂にまつわる悲恋伝説が残されているようです。
Q8174183.jpg

脇野沢に到着しました。津軽半島と陸続きとはいえ、別の島へ渡ってきたような気分でした。
Q8174186.jpg

クルマで国道 338 号線、海峡ラインと呼ばれる道を北上しました。西側の海岸は断崖絶壁のため、道路は山の中を激しくアップダウンしながら続いています。でも、道路はほとんど 2 車線で走りにくくはありません。

そんな断崖絶壁の海岸に忽然と現れる名所、仏ヶ浦。
Q8174219.jpg

駐車場から海岸まで歩いて下りました。人々の大きさと比べると、岩の大きさに圧倒されます。
Q8174211.jpg

波の浸食によってできたとのことです。ここまで地形ができるのに途方もない時間がかかっているのだと思います。
Q8174201.jpg
Q8174209.jpg

波打ち際の岩は、今まさに波で削られている最前線。岩のくぼみに小さな貝がたくさん張り付いていました。
Q8174212.jpg

駐車場へ戻るには長い階段を登る必要があり、一気に登ると途中でバテると思います。牛歩でゆっくりゆっくり登れば問題ありませんでした。

仏ヶ浦は観光船で訪ねたほうが、よりダイナミックな風景が見られそうでした。

津軽海峡の反対側は北海道。函館山が見えてきました。
Q8174220.jpg

断崖が続く海岸沿いの僅かな平地に漁村が点在しています。どこにでも人の営みがありますね。小さな船が多いのですぐ近くに豊かな漁場がありそう。
Q8174226.jpg

奇岩が並ぶ海沿いの道になり・・・
Q8174236.jpg

立派な煙突を備えた、北海道のような雰囲気の家が多くみられるようになると・・・

本州最北端、大間崎に着きました。自宅から海を渡らず(今回は海を渡りましたが・・・)クルマを走らせて行くことができる最北端。はるばるやって来ました。
Q8174250.jpg

岬は整備され、周囲に土産物屋さんが並ぶ観光地でした。波打ち際まで降りました。すぐ近くに弁天島、その向こうに北海道が横たわっていました。北海道の汐首岬までわずか 18km とのことです。
Q8174248.jpg

また、大間崎は北海道最南端の白神岬より緯度が高い場所とのことで、少しだけ北海道に首を突っ込むことができたように感じました。

今日の宿泊は大間に近い、風間浦村の下風呂温泉です。
Q8184310.jpg

パンフレットによると、温泉の歴史は古く 1,450 年頃の地図に湯本という記載があるそうです。古くからの温泉としては本州最北端の温泉といっても過言ではないと思います。

さが旅館さんに宿泊しました。お部屋からは津軽海峡と北海道の恵山が眺められました。
Q8184314.jpg

港や温泉街を散策しました。イカ釣り漁船がたくさん停泊していました。
Q8174273.jpg

海面を照らす電球はかなり大きいのですね。
Q8174286.jpg

宿泊した日はお盆期間中なのか、漁は休みとのこと。期待していた漁火は見られませんでした。

鉄道跡のようなアーチ橋がありました。これは昭和初期に工事が行われていた大間線という鉄道用で、開通することなく中断された鉄道の路盤が遊歩道になっています。駅のようなところには足湯が設けられていました。
Q8184306.jpg

下風呂温泉の源泉は大湯、新湯、それに浜湯と言われる海辺地 1 号、2 号があるようです。写真正面の共同浴場大湯で立ち寄り入浴しました。
Q8184302.jpg

大湯は白濁した酸性の硫黄泉で舐めると酸っぱいです。浴槽は熱めと温めの 2 つの槽がありましたが温めでもびしっと熱く、烏の行水でした。もちろん熱いほうの浴槽は激熱で入れるレベルではありませんでした。ヒバの木を使って作られた建物とのことで特に浴場の板張りの床はとても風情がありました。

正面は新湯の共同浴場です。お宿の温泉は新湯を引いているので、新湯の共同浴場は利用しませんでした。
Q8184312.jpg

お宿で利用した新湯のお湯は、大湯と違って透明な硫黄泉で酸性は強くなく、さっぱりした感じでした。

2 つの共同浴場を廃止し、新しい温泉施設を作る計画があることを帰宅してから知りました。事前に知っていたら共同浴場をもう少しじっくりと味わったのに・・・

お宿の夕食は、5 種のお造り、もずく、煮魚、焼き魚、イカの味噌焼き、そして鮑焼きなど満載の海の幸(そのようなプランを利用しています)を生ビールと冷酒(銘柄失念)とともにお部屋でゆっくりいただけました。朝食は食堂で、朝からイカの刺身をいただけました。どうもごちそうさまでした。海の幸いいですね。歳をとると肉より魚が好きになると言いますが、海辺の温泉で海の幸を「おいしいおいしい」言いながらいただいていると、本当にそのようになっていると感じます。


★最近のはるちゃん★

コスモスが咲き始めました。コスモスとはるちゃんのコラボを考えていますが、どうなることやら・・・
Q9234592.jpg

nice!(42)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

青森県方面へ旅行 1日目、JR津軽線、津軽鉄道線に乗車 [旅行いろいろ]

こんにちは。

夏休みは青森県方面へ旅行に行きました。3 日間の日程で岩木山か八甲田山など青森の山へ登る+津軽半島一周を中心に計画していましたが、週間天気を見るとあいにく雨ばかりの予報でしたので、5 日ほど前になって、プランを大幅に変更、山登りはきっぱりあきらめ、普通の旅行の装備で出かけることにしました。

夜中に出発して、時々雨が激しく降るなか、日本海沿いを北上しました。

山登りしないと決めていても、やっぱりちょっと登山して行こうと思います。で、立ち寄ったのが秋田県大潟村の日本一低い山、大潟富士です。
Q8164061.jpg

登頂に要する時間は 15 秒ほど。高さは 3.776m です。「3776」という数字はどこかで聞いたような・・・そう本当の富士山の標高です。大潟富士はちょうど富士山の 1000 分の 1 の高さで造られました。日本一低いというのは頂上が海抜 0m だから。大潟富士がある八郎潟干拓地は海面より低いところにあります。

山頂からの展望です。八郎潟干拓地の田園がどこまでも続いていました。
Q8164060.jpg

干拓地内は道路がずっと真っ直ぐで北海道を走っているような気分でした。また五城目八郎潟 IC から大潟村へと至る道は、干拓地内に入ると両側にずっとひまわりが咲いていて見ごたえがありました。

大潟富士登山後、一気に津軽半島を目指し、JR 津軽線の蟹田駅に来ました。青函トンネルを通って北海道へ通じる電化幹線から取り残された、非電化の末端区間に乗車したいと思いました。
Q8164071.jpg

私は車両形式や車両運用など詳しくありませんが、懐かしいタラコ色気動車を目にした途端、嬉しくなりました。
Q8164067.jpg

◆ 蟹田駅 11:44 → 三厩駅 12:24 : 普通列車三厩行き

進行方向右側に座りました。右側だと車窓に青函トンネルへ向けて新幹線と在来線が一緒になる様子、新幹線の奥津軽いまべつ駅の様子、そして終点近くになると津軽海峡を見ることができました。
Q8164106.jpg

終点三厩駅に着きました。
Q8164101.jpg

青函トンネルの入り口は三厩駅から近いところにあります。津軽線は終点ですが、正面少し向こうの地下、さらには海底を通って鉄道が北海道へと続いているのですね。
Q8164102.jpg

駅前通りはいかにも北国らしい寂しい雰囲気に感じました。
Q8164096.jpg

三厩駅へ来た記念に・・・
Q8164097.jpg

三厩は源義経の北行伝説に由来する地名とのことです。義経は北海道へ渡った後、さらに大陸へ渡ってチンギス・カンになったいう伝説もありますね。それが事実かどうかは分かりませんが、なんという壮大な伝説だろうと、復路はその伝説を想像しながら、ちょっぴりロマンにひたっていました。

◆ 三厩駅 12:43 → 蟹田駅 13:23 : 普通列車青森行き

蟹田駅へ戻ってきました。
Q8164109.jpg

さてもう 1 つ列車に乗ろうと思います。クルマで半島横断し、津軽鉄道津軽中里駅へ来ました。
Q8164114.jpg

雨がひどく、スマホがけたたましく音を鳴らし五所川原市の避難情報が流れてきます。避難対象地域は津軽鉄道沿線ではないようでしたが、列車は動くのだろうか。駅で訪ねると平常運転していますよ、とのこと。予定通り津軽鉄道線に乗車しました。
Q8164110.jpg

◆ 津軽中里駅 14:30 → 津軽五所川原駅 15:02 : 普通列車津軽五所川原行き

きっぷは懐かしい硬券きっぷでした。これ以外にも懐かしいレトロな風景が沿線でたくさん見ることができました。

まだ腕木式信号機が健在なのですね。金木駅にて。
Q8164126.jpg

終点、津軽五所川原駅は跨線橋などを JR と共用していますが、JR の駅舎に隣接して津軽鉄道線の古い駅舎がありました。
Q8164131.jpg

朽ち果てた車両が置きっぱなしになっているのは地方鉄道らしい?
Q8164137.jpg

往路と同じ車両に乗って出発駅へ戻ります。
Q8164140.jpg

◆ 津軽五所川原駅 15:15 → 津軽中里駅 15:50 : 普通列車津軽中里行き

木の電柱が渋すぎる!
Q8164142.jpg

草茫々の駅構内が渋すぎる! 津軽飯詰駅です。駅の両端の分岐器に雪覆いが設置されていて、これもまた良い光景でした。
Q8164145.jpg

津軽中里駅へ戻ってきました。案山子が雨でびしょぬれでお気の毒。
Q8164120.jpg

往復乗車後、渋い鉄道風景を見ながら沿線をゆっくり巡ってみたいと思いました。今回は時間がないこともありますが、大雨でとても外を歩きたくない天気でしたので、また次の機会を考えたいと思います。

クルマで大鰐温泉へ移動し、不二やホテルさんに宿泊しました。
Q8174156.jpg

お風呂は内湯と露天風呂がありました。内湯はジャグジーがついており個人的に揺れる湯は好きではないので、露天風呂中心に入っていました。露天風呂は内湯より広くかけ流し、ところどころ腰かけられる石があり、ゆっくりお湯を楽しむことができたと思います。

食事は朝夕ともレストランで。夕食は海鮮陶板、カレー風味の変わった味付けの野菜の天ぷら、地元大鰐のシャモロックの釜飯などを、地酒じょっぱりとともにいただきました。また倉石牛のしゃぶしゃぶが付くプランにしました。夏とはいえ熱いしゃぶしゃぶ、おいしかったです。朝食はハーフバイキング形式で、りんごジュースやイカメンチをたくさんいただけました。ごちそうさまでした。

不二やホテルさん、全体的にクオリティーが高く、安心して利用できると感じたお宿でした。


★最近のはるちゃん★

今が梅雨みたい。
Q9094498.jpg

そろそろアルミ板のひんやりベッドを終わりにしても良い頃ですが・・・いつもここで寝そべっているので、まだ冷たいのが気持ちいいのかな。もうしばらく活躍してもらいましょう。
Q9174580.jpg

nice!(48)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

湯西川ダム〜国道 352 号 樹海ライン [旅行いろいろ]

こんにちは。

会津駒ヶ岳に山登りをした日は栃木県の塩原で宿泊し、翌日は道の駅湯西川へ来ました。
Q7153476.jpg

水陸両用車に乗れる湯西川ダックツアーを予約してありました。
Q7153481.jpg

当初、川治ダムのキャットウォークを歩けるツアーに興味があったのですが、募集終了しており、ダム見学もついているこちらのツアーを利用しました。

ツアーは道の駅を出発後、湯西川温泉へ至る県道から林道へと入り、ダム管理用道路を使って、湖へそのままダイビング。湯西川ダム湖をクルーズしました。
Q7153497.jpg

満水ではないので山の地肌が現れており、普段は湖底に沈んでいる木々が見え、また野生の鹿を見ることができました。
Q7153496.jpg

水陸両用車なので、当然ながらスクリューがついていますね。
Q7153503.jpg

ダム湖をクルーズ後、湯西川ダムを見学します。ダムを管理しておられる方がいろいろ説明してくださいました。ダム上から覗くと、一定水量放流している、その水の吹きだしがとても迫力ありました。
Q7153507.jpg

湯西川ダムは鬼怒川水系の治水、利水を目的に造られたダムで、同じ目的で作られた川治ダム、五十里ダムなど一連のダム群の中でいちばん新しく 2012 年に完成しました。高さ 119m もある重力式ダムです。上写真の放流のための取水設備はサイフォン式という新しい方式を使用しているとのことです。

エレベーターでダム下まで下りました。ダムは上部に開閉ゲートが無い自然越流式で、正面の傾斜は 38 度とのことです。38 度はスキー場の上級者コースでよく見かける斜度ですが、それ以上に急に見えました。
Q7153511.jpg

ダム横のこの階段を降りてみたかったです。
Q7153513.jpg

当日はコンクリートの照り返しが暑かった。でもダム内部の通路はとても涼しく(14℃だったかな?)、ずっとここにいたい気分でした。
Q7153508.jpg

1 時間 30 分ほどで道の駅へ戻ってきました。ダムカードもゲットできました。
Q7153514.jpg

さて、この後は日光を経由して帰ろうと思いましたが、気が変わり、南会津町〜桧枝岐村〜魚沼市を結ぶ国道 352 号線を通ることにしました。特に桧枝岐村〜魚沼市のルートは樹海ラインと呼ばれ秘境感あふれる道です。豪雪地帯で毎年 6 月下旬にならないと開通しません。

尾瀬への入り口、御池まではバスなどの通行が多い区間ですが、御池をすぎると道が 1 車線になり、交通量がぐっと減ります。この先、魚沼市の里へ下るまで集落らしい集落はありません。
Q7153522.jpg

途中、燧ケ岳が望める場所。
Q7153528.jpg

只見川を渡ると新潟県へ入ります。しかし道はここからが険しくなります。
Q7153533.jpg

奥只見湖が見えて来ました。この後、奥只見湖の複雑な湖岸に沿うようにうねうねした道が続きます。
Q7153536.jpg

前日登った会津駒ヶ岳が見えました。前日は山の全貌を見ることができませんでしたが、この場所からどっしりした山容を確認することができました。
Q7153539.jpg

奥只見湖はフィヨルドのよう。紅葉シーズンはとても美しいと思います。
Q7153543.jpg

沢を渡る箇所が何ヶ所かあって何気に楽しい。ただこの日は水量は少なかったです。
Q7153546.jpg

桧枝岐から 2 時間要して、銀山平に着きました。
Q7153549.jpg

ずっと 1 車線で曲がりくねった道でしたが、道幅がとても細い訳ではなく対向車とのすれ違いも困難ではありません。ただ突然カーブから飛び出してくるバイクには何回かひやっとしました。

国道 352 号線は、この先もまだ枝折峠という 1 車線の峠道を越えます。私は時間の都合上、奥只見シルバーラインでバイパスしました。
(奥只見シルバーラインは二輪車通行禁止)
Q7153554.jpg

奥只見シルバーラインは元々奥只見ダム工事用だった道路で全長 23km のうち 18km がトンネル区間。トンネル内は素掘り区間が多く、さらに急勾配、急カーブ、漏水も多い荒っぽい道ですので、このようなところをドライブするのが好きな人にはたまらない道だと思います。

走っていて楽しい秘境ドライブでした。


★最近のはるちゃん★

アルミ板でくつろぐはるちゃん。
Q8103913.jpg

水鏡ならぬアルミ鏡になっていました。
Q8103915.jpg

お盆期間中、帰省した私の兄がはるちゃんにちょっかいを出しながら威嚇したため、はるちゃんは兄を完全に敵として認識。兄がへやんぽエリアに入るたびに、全速力で駆けてきて「なわばりに侵入する敵は許さん!」とばかり噛みついたりして攻撃をしていました。

見ているほうは面白かったですが、初めて会った訳ではないのに接し方次第でこんなに態度が変わるものだと、ちょっと驚きました。

nice!(48)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

愛ある伊予灘線に乗車後、大洲を訪ねました [旅行いろいろ]

<2018/7/10 追記>

先日の豪雨で肱川が氾濫し、ゴールデンウィークに旅行したばかりの大洲市で大規模浸水が発生したとの報道を見ました。乗った鉄道、通った道路、見た景色が浸水してしまい、少しでもお話した方々が被災されたかも知れないと思うと心が痛みます。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。また一日も早い復興をお祈りいたします。



こんにちは。

ゴールデンウィーク前半の四国旅行、前回からの続きです。松山市内のホテルで宿泊後、チェックアウトの前に「乗り鉄」しました。

海の眺めが美しい予讃線伊予長浜経由、愛ある伊予灘線に乗車しました。
Q4302194.jpg

◆ 松山 6:04 → 伊予大洲 7:43 : 普通列車宇和島行き

かつての特急車両、キハ 185 系 2 両編成でした。

シートは 1 列ずつ交互に反転させボックス席となるように組まれていました。すいていたので前席に足を投げ出してのんびりと。ついでにリクライニングして・・・しかし背もたれは固定されていました。

向井原駅で内子経由の新線と分岐すると途端にスピードが落ち一気にローカルムードになります。高野川駅をすぎると右窓に伊予灘が広がりました。

伊予市駅、伊予上灘駅は列車交換で数分停まるため車外へ出て体を伸ばすことができました。伊予上灘駅です。
Q4302214.jpg

ホームに小さな鯉のぼりが吊るされ、また花々が植えられていて良い雰囲気の駅でした。
Q4302212.jpg

下灘駅付近の車窓。どんより曇っていたのがちょっと残念。空気が澄んでいたらもっと多くの島々が見えたのかな。
Q4302216.jpg

この区間は半径 200m の急カーブが続くためスピードが出ません。その分のんびりと海の景色が眺められました。

伊予長浜駅を過ぎると今度は肱川のゆったりした流れに沿って進みます。次第に乗客が増えてきました。乗ってくる人達は皆、ボックス型となっていたシートを反転させて前向きにセットしなおしていました。こうなるなら最初から全て前向きにセットしておけば良いのにと思いました。

このまま終点、宇和島駅まで乗っていきたくなりましたが、伊予大洲駅で下車。城下町の古い町並みが残る肱南地区は駅から遠いので、駅前をちょっとうろうろし・・・
Q4302230.jpg

反対列車(内子経由の松山行き、こちらもキハ 185 系でした)を見て。
Q4302228.jpg

特急列車で松山駅へ戻りました。
Q4302238.jpg

◆ 伊予大洲 8:25 → 松山 9:03 : 特急宇和海 6 号

内子経由の新線を通ります。線形が良いので飛ばして走っていました。内子駅-伊予中山駅間はトンネルが短い間隔で連続し、トンネルへ入るたびに軽い耳ツンがおき、さらに大きなS字カーブを車両を傾けながらぐいぐい進むので、ちょっとスリルを味わえた乗車でした。

松山駅下車後、駅舎から外へ出ると、坊ちゃん列車が走っていくのが見えました。走って追いつき何とか写真に。現在、機関車は蒸気ではなくディーゼルのようです。
Q4302241.jpg

ここはちょうど、伊予鉄道の郊外電車線と路面電車線がほぼ直角に平面クロスしている珍しい場所でした。路面電車はガタガタと大きな音をたてて通過していました。

大手町駅から郊外電車で久米駅まで乗車しました。
Q4302244.jpg

久米駅から歩いて宿泊したホテルまで戻りました。今回「たかのこのホテル」に宿泊していました。源泉かけ流しの日帰り温泉施設「たかのこの湯」と大きな駐車場があったのが決め手でした。
Q4302245.jpg

ただ、期待していた源泉かけ流しの温泉はゴールデンウィーク期間でもあり混雑していて、特に露天風呂は芋洗い状態でした。そのため塩素臭がきつくちょっと残念でした。湯口のお湯をすくって匂いを嗅いでみると少し硫黄臭がしました。この硫黄臭を保ったままのお湯に入ってみたかったです。

チェックアウト後、再びクルマでの移動に戻ります。当初、内子の町と周辺の山里へ行こうとしていましたが、先ほど下車した伊予大洲駅でもらって来たパンフレットを見ていたら、大洲の町歩きをしたくなって、急遽予定を変更しました。

大洲の城下町、肱南地区の古い町並みを訪ねました。石畳みの通りと鯉が泳ぐ用水路の組み合わせがいいですね。
Q4302247.jpg

ここは「おはなはん通り」と呼ばれているそうです。
Q4302249.jpg

また、大洲は東京ラブストーリーのロケが行われたところ。この郵便ポストもロケにゆかりがあるようです。
Q4302253.jpg

レトロなモノを見つけるのが楽しみ。
Q4302258.jpg

臥龍山荘に立ち寄りました。
Q4302268.jpg

美しい庭園がありました。しっとりとした雰囲気の中、肱川からフィルルルル、フィーフィーと響いてくるかじか蛙の声を聞きながら散策できたのが新鮮でした。
Q4302270.jpg

庭園の奥の不老庵から肱川が眺められました。屋形船やカヌーは気持ちよさそう。
Q4302277.jpg

川の反対側へ行ってみました。不老庵はすごいところに建っているのですね。この風景は大洲を代表するシーンとしてよく紹介される場所だったと思います。今の時季でしたらここで鵜飼が行われているはずです。
Q4302290.jpg

大洲の町並みを散策後、再び愛ある伊予灘線沿いを今度はクルマで走りました。

橋の中央部が跳ね上がる道路可動橋、長浜大橋です。船運が盛んだった昔は船が通るたびに開閉していたそうです。現在は定期点検を兼ねて日曜日に開閉を行っているとのこと。
Q4302291.jpg

この長浜大橋を望める展望台へ行きました。肱川あらし展望台です。
Q4302300.jpg

肘川あらしとは秋から冬の寒い早朝に大洲盆地内にたまった冷気が肱川の谷をかけくだり、霧になって海上へ吹きだす現象のことです。メディア等でその壮大な自然現象を見たことがありますが、実際にこの場所から本物を眺めてみたいものです。

時間が来てしまいました。この後は松山空港でレンタカーを返却し、飛行機に乗って東京経由で帰宅しました。

◆ 松山 17:15 → 東京羽田 18:40 : JAL 438 便
◆ 東京 20:12 → 上越妙高 22:17 : 新幹線はくたか 577 号

飛行機は離陸すると 高知市→室戸岬→潮岬 の上空を飛んでいました。松山→高知を飛んでいるとき、眼下に蛇行する仁淀川の渓谷と山の斜面に点在する山岳集落が眺められました。仁淀川とその支流に仁淀ブルーと呼ばれる澄んだ水が流れる渓流がいくつもあるようです。そのような場所を次の機会に訪ねてみたいです。


★最近のはるちゃん★

はるちゃんのペレットは品切れになったときに備えて2種類与えています。今まで「ラビットプラス」と「ケイバランス」という品を1:1で混ぜて与えていましたが、ラビットプラスを新しい袋に変えたら突然食べなくなってしまいました。日を変えて何回か試しましたが食べてくれません。
Q5072623.jpg

以前もこのようなことがありました。私たちが匂いを嗅いでも齧ってみても違いが分かりませんが、微妙な成分の違いがあったのかな。せっかく 2.5kg の大袋を買ったのに・・・
Q5072636.jpg

同じ品を買っても食べてくれるか分からないので、品を変えてみることにしました。うっ滞を引き起こす原因の一つになるとされるネバネバ成分、グルテンが入っていない「うさぎのきわみ」という品を試してみることにしました。はるちゃんの食いつきはよいですね。現在は「ケイバランス」と「うさぎのきわみ」を7:3くらいで混ぜて与えています。様子を見ながら少しずつ「うさぎのきわみ」を増やしていこうと思います。

nice!(32)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

かじか蛙の声を聞きながら、四万十川沿いをドライブ、後編 [旅行いろいろ]

こんにちは。

前回の続きです。松葉川温泉で立ち寄り入浴した後、引き続きクルマで四万十川沿いを下りました。
Q4292118.jpg

一斗俵沈下橋です。昭和 10 年に建造され、四万十川で現存する最古の沈下橋とのこと。周囲の田園風景が美しかったです。
Q4292108.jpg

橋の上に置かれていた丸太の鯉のぼりは、地元の小学生が作った鯉だと聞きました。冒頭の写真のように水の上に浮かせるため、この日作業を行うとのことでした。それを聞いてぜひ見たいと思いましたが、時間がなくてあきらめました。

以前訪ねたことがあります。そのときは大雨で増水し早い流れになっていました。ここまで増水すると渡るのが怖いです。
CIMG8409.jpg

川海苔を採ったり魚を釣ったりするための船でしょうか。今も現役で使われるのかな。
Q4292109.jpg

窪川付近から四万十川が西へ向きを変え、JR 予土線と国道 381 号線が川沿いを通っています。その国道 381 号線で西へ。

中流域になるとクルマで渡れる橋が現れます。その一つ、茅吹手沈下橋。
Q4292120.jpg

せっかくなのでクルマで渡ってみました。脇見していると川へ転落するかも知れませんが、まあ普通に走っていれば怖いとかありません。ただ増水時だったら違うのでしょうね。
Q4292119.jpg

四万十川といえば、おなじみの風景になっている鯉のぼりの川渡しです。ここが鯉のぼりの川渡し発祥の地とのことです。
Q4292123.jpg

長生沈下橋です。対岸の集落の佇まいと沈下橋の風景が美しかったです。この辺りもかじか蛙の鳴き声をたくさん聞くことができました。
Q4292134.jpg

江川崎で四万十川は流れを南南東へ変え、いよいよ海へ向って流れていくことになります。国道 441 号線が川に沿って通っています。下流域になるため、国道も 2 車線の良い道かなと思っていましたが、見通しが悪い 1 車線区間が多く、すれ違いに苦労したときが何回かありました。

なんだか日本ではない大陸の川のような風景に思いました。
Q4292140.jpg

勝間沈下橋です。下流になればなるほど沈下橋の長さが長く立派になり、訪ねる観光客が増えてきました。
Q4292151.jpg

歩いて渡ってみました。クルマが通るとき、どう避けたらよいかちょっとドキドキ。
Q4292150.jpg

もっとも下流に位置する佐田沈下橋。ここは観光客が多く、駐車場が満車でクルマを停めるのに少し待ちました。遠くに観光用の帆船が見えました。河口が近いこの場所でもかじか蛙の鳴き声が響いていました。
Q4292161.jpg

四万十川を源流(近く)から河口(近く)まで沈下橋を見ながら走ってきました。美しい新緑、青い清流、のどかな里山風景、そしてかじか蛙の鳴き声が楽しめた川下りドライブでした。
Q4292162.jpg

もらって来たパンフレットを見ると、四万十川の支流にも多くの沈下橋があり、より水の青さが美しい川があると聞きました。次の機会はそれら支流の川沿いをぜひとも訪ねてみたいと思いました。

四万十川と別れ、宿毛市を経由して愛媛県へ入り、愛南町の外泊集落を訪ねました。石垣の里として知られているところです。
Q4292183.jpg

台風や冬の海風などから集落や畑を守るため、急斜面にきれいにびっしりと積み上げられた石垣は、とても壮観でした。
Q4292175.jpg

段々畑へ至る道はとても急でした。つまずいたら真っ逆さまに転落しそうです。
Q4292184.jpg

この季節、養殖いかだが並ぶ海はとても穏やかでした。
Q4292174.jpg

海沿いで夕陽を眺めた後、夜道を松山市内へ移動しました。
Q4292189.jpg

この旅行の記事は次回へ続きます。


★最近のはるちゃん★

べらんぽエリアの天井の一部を、プラ板からすだれに変えました。優しい日差しでひなたぼっこができるかな。
Q4282023.jpg

ひと冬ほおっておいたクローバーは良い具合に成長してきました。毎回ミニ野原で食べて遊ぶのを楽しみにしているようです。
Q4282042.jpg

nice!(37)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行
前の5件 | 次の5件 旅行いろいろ ブログトップ