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岩木山、暗門の滝 [山歩き]

こんにちは。

りんご畑と岩木山は、津軽地方を代表する景色だと思います。
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夏休みの東北旅行、初日は岩木山の山麓、嶽温泉、山のホテルさんに宿泊しました。
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温泉は白濁でなめると酸っぱい酸性泉。火山地帯でよく見る泉質です。部屋に冷房がないため、お風呂あがりはめちゃくちゃ暑く、扇風機全開にして過ごしました。普段は冷房など不要な場所なのでしょうがこの日はそれ以上に暑い日でした。夜中も扇風機回して寝ました。
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こちらのお宿はマタギ料理が名物で、夕食時は別注で熊、鹿、兎の料理が注文できます。せっかくですので鹿タタキ刺身風という料理を注文しました。馬刺しとは歯ごたえが少し違う感じでしたが、クセもなく普通にいただけました。どうもごちそうさまでした。
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翌日は岩木山へ向かいました。8 合目までクルマで登れる津軽岩木スカイラインの 8:00 のオープンに合わせて宿を出発。このスカイライン、地図で見るとすごい道です。ヘアピンカーブの連続! 69 箇所のヘアピンカーブがあるそうです。

実際に運転するとカーブが終わったらすぐに次のカーブ。これでもかというほど続くヘアピンカーブを登りきると、8 合目駐車場につきました。ここからさらに 9 合目までリフトがありますが、オープンが 9:00 とのこと。30 分も待つのは嫌なので、ここから直接登ることにしました。
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30 分でリフト終点地点へ、さらに 30 分ほどで頂上へ行くことができました。しかし予想外に道は険しかったです。
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急登もあり、足回りなどきちんとした登山装備が必要だと思います。
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岩木山頂上に着きました。独立峰なので眼下の津軽平野はもちろん、八甲田山、八幡平、白神山地、日本海などが見渡せる 360 度の大展望でした。
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津軽半島の先に北海道が見えることがあるようですが、当日は少し霞み気味で残念ながら北海道は見えませんでした。
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暑い日にかかわらず、お盆休みでたくさんの人が登ってきていました。
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帰りはリフトで下りました。しかし片道だけだと 600 円と割高。歩いて下ってもよかったかな。
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昨日、弘前市街地から嶽温泉へ至る道の途中でとうもろこしの露店を多く目にしていました。この地域で栽培されているとうもろこしは「嶽きみ」というブランド名でとても甘いそうです。せっかくなのでぜひ食べてみたかった。嶽温泉街へ再び立ち寄り、焼きとうもろこしをいただきました。とうもろこしの甘さが午後予定していた行動の活力になったと思います。おいしかったので自宅へのお土産用も買いました。
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続いて白神山地の秘境、暗門の滝へ行ってみました。秘境と言いつつ白神山地でいちばん有名なスポットだと思います。駐車場にはたくさんのクルマが止まっていました。

滝へは渓流沿いに約 1 時間歩く必要があります。落石が多く危険な通路もあるため、ヘルメットの着用が義務づけられています。入り口で 100 円でレンタルできます。

渓流沿いを歩いていきます。
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しかし、暑い! 飛び込みたい! そんな気分でした。
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道はめちゃくちゃ危険とまでは感じませんでしたが、細い箇所もあり足を踏み外せば川へ転落など当然あり得るので注意が必要です。
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暗門第三の滝です。高さは 26m。
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暑い! 滝つぼに飛び込みたい! 滝に打たれたい!
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暗門第二の滝に着きました。高さは 37m。この先高さ 42m の暗門第一の滝があるのですが、上級者向けであることと、当日は通行止めだったのでここが終点です。
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滝の飛沫が少し涼を与えてくれました。
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滝へは渓流沿いの道の他、ブナ林へ立ち寄れるルートもあるようです。そちらも魅力的ですが暑さで行く元気はありませんでした。

とはいえ、さらさら流れる渓流の美しさに癒されました。寒くなって水がもっと澄んでくると〇〇ブルーと呼ばれるような美しい水の色に出会えるのだろうか。
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白神山地の真髄は雄大なブナ林だと思います。次の機会は涼しい季節に長大な未舗装路、白神ラインなどを走りながらブナ林を訪ねてみたいと思いました。

弘前方面へ戻ってきて百沢温泉で汗を流しました。立ち寄ったのは株式会社百沢温泉という施設。
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緑っぽく濁ったお湯が満たされ、浴槽縁や洗い場は析出物で茶色く染まっていました。そして平べったい湯口から大量の温泉が噴射されている! そして大量オーバーフロー。これは見た途端ウキウキしますね。しかし入ると熱い! また隣の 1 人サイズの小浴槽、すごい泡付きがありました。結局どちらも熱くて長湯できませんでしたが、寒い季節は気持ち良いのだろうな。また訪ねたい温泉でした。

温泉入浴後、この日の宿泊先である岩手県へ向かいました。


★昨日のはるちゃん★

今日も元気でいてくれてありがとう!
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庭のコスモスが咲き始めました。今年も「コスモスでおめかしはるちゃん」ができるかな?
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乳頭山 [山歩き]

こんにちは。

夏休みは東北地方へ出かけました。今年はまともな山歩きをしていないので、どこかの山へ行きたいと思っていました。

できれば爽やかな湿原でも、と思い物色していたら千沼ヶ原という湿原を見つけました。秋田駒ヶ岳の北東方向の岩手県内に位置し、その名の通り千近くの池塘が点在し、尾瀬に匹敵する規模との情報も見ました。国土地理院の地図見ると尾瀬に匹敵とはさすがに言いすぎだろうと思いました。しかしどんなところか行ってみたくなりました。

コースは秋田県側の乳頭温泉郷から乳頭山経由で行ってみることにしました。
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休暇村乳頭温泉郷横の駐車場にクルマを置いて出発、乳頭温泉郷の孫六温泉、黒湯温泉の横を通って登山道へ入りました。行きは一本松コース、帰りは孫六コースを使う予定でした。
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黒湯温泉の上流には温泉湧出地帯が・・・ここが源泉なのかな。
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沢沿いに 30 分ほど登ると一本松たつこの湯と呼ばれる野湯に着きました。
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浴槽の中からプクプクと温泉が湧いていて、魅力的な足元自噴泉でした。入浴したい欲望にかられますが、手をつけるととても熱くかなり水でうめないと入れそうにないこと、登り途中で入浴すると後がつらくなりそうなので断念しました。

この先階段が続く樹林帯の急坂になりました。誰にも会わず何だかクマが出そうで怖い。鈴を鳴らし、さらに時々柏手を打ちながら早めのペースで歩いていました。また登るに従い藪こぎの道になりました。もし下りに使っていたら不安になって引き返したかも知れません。

それでも視界が開けてくると気分が高揚しました。直下は田代平の湿原、その向こうに山頂湿原があるような平らな頂上の山が見えました。あの山は大白森という山だと思います。
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途中見た植物と昆虫。
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乳頭山頂上に着きました。孫六温泉から約 2 時間でした。北西方向遠くに見えるのは森吉山かな?
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南には秋田駒ヶ岳が見えました。登る途中、秋田駒ヶ岳の右奥に鳥海山も見えていました。
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見渡せる山々は本州中部の山岳地帯と違って全体的に穏やかな山並みが印象的でした。

東北地方には先ほど書いた大白森のように、山の名前に~森という名がついている山が数多くあるように思います。なぜ森と呼ぶのだろう、少し調べてみたら、個人的に こちらのサイト に書いてあることがしっくりきました。木々が盛り上がっている様子が森・・・東北の山々は穏やかな形であり、鎮守の森のように木々がこんもり盛り上がっているように見える・・・そんな山の姿から森と名付けたのではないかと思いました。

実は乳頭山頂上に着いた時点ですでにバテていました。クマが怖くて早いペースで歩いたこと、とても暑かったこと、寝ないで夜通し運転してきた後だったことなどが原因だと思います。当初目的にしていた千沼ヶ原は写真左手奥になりまだ遠そう。
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無理せず、今回はここで引き返すことにしました。千沼ヶ原はいつかまた機会があったときに訪ねることにします。標高がそれほど高くない乳頭山ですが頂上は涼しい風が吹いており、岩に寄りかかって 1 時間ほど昼寝してから下山開始しました。

帰りは田代平経由で・・・
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左奥が登ってきた乳頭山です。千沼ヶ原の代わりに田代平の湿原を楽しみにしていましたが、池塘が少ないようでちょっと残念でした。
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孫六温泉へ下る途中のブナ林が美しかったです。
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時々出会う、太い幹に圧倒されました。
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下山に利用した孫六コースが乳頭山へのメインルートのようでした。道幅が広く、藪にならず、途中で何人かの人とも出会い、リラックスして歩けたと思います。ただし、暑い時期ゆえの山歩き、汗で全身びしょびしょになりました。

さて、下山後の楽しみは温泉。有名すぎる乳頭温泉郷をあえて避けて、水沢温泉郷の駒ヶ岳温泉というお宿にお邪魔しました。
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モダンな建物の横に木造の湯殿があります。浴槽も木造で雰囲気ある浴場でした。狙いどおり誰もいなく独占利用できました。弱い硫黄臭が漂い、また少し青味がかったお湯でした。浴槽の縁取りが太い木材で作られ、そこでトドになっていることができました。

このお宿は白濁の混浴露天風呂と茅葺き屋根の建物で知られる鶴の湯温泉と同一経営で、宿泊すると鶴の湯温泉への入浴ツアーに参加できます。

入浴後、玉川温泉経由、八幡平頂上へドライブしました。
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枯れた木々が気候の厳しさを教えてくれるようです。
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山頂駐車場から、本当の八幡平頂上へは往復 1 時間とのこと。ま、八幡平頂上へは行ったことがあるのでパス。頂上付近から、先ほど登ってきた乳頭山方面の展望を楽しみました。

この後、宿泊予定の青森県へ向かいました。


★最近のはるちゃん★

水を飲んでいる姿は可愛いですね。
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ティモテしている姿もとても微笑ましく感じます。
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