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群馬の有名温泉地へ日帰り旅 [温泉旅行記 / 立ち寄り湯]

こんにちは。

まだ梅雨があけていなかった 7 月中旬、群馬県の有名な温泉地へ日帰り入浴に行きました。

地元上越市から国道 292 号線を進むと、志賀高原を通ります。下界は蒸し暑くても志賀高原は涼しかった。
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そして国道最高標高点、標高 2,172m の渋峠。芳ヶ平の湿原が見下ろせました。このような景色は歩いて山へ登らないと見れないものですが、登山が嫌いな人でもここへ来れば素晴らしい景色に出会えます。
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白根山周辺は噴火の影響で、自転車、バイク、オープンカーなど屋根がない車輛は通行禁止でした。屋根がある普通のクルマでも駐停車は一切禁止。ところどころで監視員が配置され、ものものしい雰囲気でした。

草津温泉に来ました。有名すぎて何もいうことはないかと思います。
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湯畑近くに近年できた新しい入浴施設、御座之湯さんに初めて立ち寄りました。かつて存在した同名の共同湯を再建したもので、木造の建物が格好いいです。
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このような木造建築は年月を重ねる毎に色が黒ずみ「いい味」が出てくるのだと思います。コンクリートだったらどんどん見すぼらしくなるのと大違いですね。

男女日替わりで浴場が変わるようですが、当日の男性浴場は木之湯という、浴槽、天井、壁、床すべて木造のとても雰囲気ある浴場でした。浴槽は 2 つに分けられ、それぞれ湯畑源泉と万代鉱源泉の別の源泉の湯が注がれています。特に万代鉱源泉は ph1.5 の強酸性で、なめると強烈に酸っぱく、また体に傷があったらとてもしみると思います。湯上りは体中が酸っぱくなったはずです。激熱の共同浴場と違い、入浴しやすい温度に調整されている施設は万人向けで利用しやすいですね。

2 階の休憩室から湯畑が望めました。
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御座之湯では、おしゃれな外出用浴衣のレンタルがあります。女性や外国人に人気がありそうで、おしゃれ浴衣で温泉街散策、共同湯巡りは良い記念になりそうです。当日も何人かが着付けされていました。

入浴後は湯畑周囲を散策。御座之湯ができたことで、湯もみショーの熱乃湯、共同湯の白旗の湯、そして御座之湯と 3 つの温泉施設が並ぶ様子は壮観です。
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温泉まんじゅうのお店でできたてのまんじゅうをいただきました。湯畑の柵には草津を訪れた著名人の名前が刻まれています。私の名前が載ることは絶対にないでしょう。
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草津温泉を出発し、再び国道 292 号線で旧六合村を南下。途中で線路が敷かれた公園を見つけました。

旧国鉄長野原線の太子駅です。以前は更地だったと思いましたが、整備されて小綺麗な駅舎も建っていました。駅舎内部は資料館になっていました。
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長野原線は、現在は JR 吾妻線として渋川駅-大前駅間を結んでいます。以前は途中の長野原駅(現長野原草津口駅)で北へ向きを変え、この太子駅へ至っていました。群馬鉄山で産出された鉄鉱石を運搬するために昭和 20 年に開通しその後旅客営業も行われましたが、鉱山閉山後の昭和 46 年に廃止されました。
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群馬鉄山は現在のチャツボミゴケ公園にあり、直線距離 8km の太子駅まで索道で鉄鉱石を運び、ここで貨車に乗せかえていました。そのためのホッパー施設が一部残されていて、それが太子駅の見所になっています。
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ホッパー施設の様子。かつてレールが敷かれていたであろう基礎部分だけ残り、この上部に倉庫や積み替え施設などがあったのだと思います。当時は壮観だったのでしょう。
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これ、運転してみたいな。
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鉄山から太子駅へ至る長い索道も興味があります。山越え、谷越えのルートのはずなので、どんなふうに設けられていたのだろうか。現在もどこかに跡が残っているのか、今度探してみたいと思いました。

この後、八ッ場ダムの工事現場の脇を通り、中之条で蕎麦を食べ、四万温泉を訪ねました。

四万やまぐち館さんで立ち寄り入浴しました。
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四万温泉は渓流沿いに露天風呂を設けたお宿が多く、やまぐち館さんもその一つです。やまぐち館さんにはお題目大露天風呂という、川のすぐ近くに設けられた大きな露天風呂があるのですが、訪ねた時間帯は女性用でしたので、もう一つの四万川の湯という内湯と露天風呂が一緒になったような浴場を利用しました。
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こちらの浴場からも渓流が眼下に眺めることができました。ただし露天風呂のお湯は結構熱くて長湯できず、内湯のほうで長湯しました。内湯も障子戸を開けると渓流を眺めることができます。四万の湯は刺激が少ない硫酸塩泉なので、草津で酸っぱくなった体を中和できたような気がします。(草津の成分が落ちてしまってもったいなかったかも・・・)

四万温泉の渓流沿いのお風呂へ来たのは、かじか蛙の鳴き声が聞けるかも知れないと思ったためです。というか、かじか蛙の鳴き声が聞きたくて、渓流沿いの温泉が多い群馬県へ来たのでした。しかし、日中は影をひそめていて鳴き声は聞けませんでした。夕方になると鳴き始めるのでしょう。やはり宿泊しないと存分に鳴き声を楽しむことはできないようです。

ロビーの大きな窓から見た対岸の緑が美しかったです。
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新緑、紅葉、雪、それぞれの季節はどんな景色に移るのだろう。また別の季節に訪ねてみたいです。


★最近のはるちゃん★

ちょうど私は別の地域へ出かけていたとき、なんと地元の気温が 40 度以上になっていた!
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数日前から気温 40 度になると予報が出ていたので心配していたのですが、ウチのボロいエアコンで、はるちゃんは大丈夫だろうか。すぐにチェックすると・・・25 度の部屋で昼寝しているようで・・・安心しました。
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せっかく冷たいアルミ板を置いてあるのに、座布団の上が好きなようです。
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Nゲージレイアウト、はる記念鉄道の製作9 [鉄道模型レイアウト製作]

こんにちは。

春兎崎(はるうさき)駅の側線の線路を敷きました。特急車両が乗っている線路です。
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風景的に側線は貨物線にしようとしつつも重要な役割を担ってもらいます。いちばんコントロール台に近い線路なので、車両を組み立ててレイアウトに投入、また走り終えた車両の回収を行う線路として使います。
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下図の青線のように車両を投入し・・・
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走り終えるときは下図の赤線の経路で側線へ戻します。
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しかし何もしないと青線を走ってきた車両と衝突してしまいます。衝突を回避するよう手動で操作すれば別に問題ないのですが、それすらも面倒なので、どちらかの列車を自動で減速や停止して衝突を回避することを行ってみたいと思っています。

その他、勾配区間のスピードの変化を抑える制御も行ってみたく、そのために車両が通ったことが分かるセンサーを設置する予定です。そのセンサーの実験をしてみました。

センサーはいろいろな方法があるかと思いますが、反射型フォトセンサー RPR200 というパーツを使ってみることにしました。
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これは赤外線 LED の光を反射物で反射させて隣のフォトトランジスタで受けるというもので、2 本のレールの間に上を向けて設置し、車両が通ると車両で光が反射してフォトトランジスタが導通し、車両が通ったことを検知することができそうです。

また、レールの間に設置することで、ATS 地上子のような機器に見えて格好いいかも知れないと思っていました。

RPR200 は発光部から 6~8mm 離れた位置に反射物があるのがいちばん感度よく検知できるようです。そこで RPR200 をユニバーサル基板に奥まで差し込み・・・
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土台のベニヤ板(5.5mm厚)に穴を開けて下から RPR200 を載せた基板を差し込むと、車両の床下機器の下や台車下が発光部から約 6mm の距離になりました。
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ただ 6mm の距離は意外と大きく、センサーが ATS 地上子に見えるどころか、穴ボコが開いたように見える結果になってしまいました。うーん、まあ、そんなに目立たなそうだし・・・これで進めてみますか。
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今後、走行用 PWM の発生、ポイントの切り替え、衝突回避、操作画面の表示など、いろいろな制御をラズベリーパイで行う予定にしています。今後のことも踏まえて、こんな回路で試してみました。
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センサーで検知したら LED を発光させるだけです。ただし検知を確認して LED を発行させる処理はラズベリーパイに組み込んだプログラムで行います。

センサー部は車両の床下の状況で何回も反応する可能性があることと、車両が通ったという記録を保持したいので、センサーの出力は RS フリップフロップで保持するようにしました。リセット後、センサーが最初に反応すると RS フリップフロップの出力が 1 で固定します。その状態をラズベリーパイで読み取るのですが、ラズベリーパイの GPIO は今後いろいろな用途で使うと足りなくなるので、I/O 拡張用の IC、MCP23017 を追加し、I2C を通じて読み取るようにしました。ラズベリーパイの GPIO は 電圧 3.3V で、 その他の回路は 5V で動作させる予定なので、I2C ライン上に 3.3V と 5V のレベル変換 を行う秋月電子さんのキットを挟みました。

ラズベリーパイでは、一定時間毎に MCP23017 を通じて RS フリップフロップの出力が 1 になっているか調べ、車両が通ったことを知るようにしました。また RS フリップフロップは次の検知に備えてリセットする必要がありますが、これはプログラムで実装することにします。

車両の床下は黒や灰色になっており、これだとセンサーがうまく反応してくれません。光が反射して確実に反応するよう床下を白くするのがよさそうです。まず仮で白のテープを貼ってみました。
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これでセンサーを通過させてみますと・・・
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きちんと検知して LED が点灯しました!
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車両によって白テープをつける位置はこんなふうに変わりますが、きちんと反応してくれました。
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しかし、テープが貼れる適当な床下機器がなくて床板に直接貼った場合は、センサーからの距離が遠くなり反応しませんでした。
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そのような場合でも、こんなふうに床下機器の一部だけでも白色にすれば反応しましたので、何とでもなりそうです。
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操作画面の表示はスマホなどで行おうと考えていますので、その練習として、RS フリップフロップのリセットをスマホから行うようにしてみました。スマホ画面上のボタンを押すと、RS フリップフロップがリセットされて LED が消え、次の車両の通過に備えることができます。
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ラズベリーパイに Web サーバーとして Apache + PHP を入れてあります。スマホからのリクエストを受け取ったら UNIX ドメインソケットを通じて、本レイアウト用の専用サーバープログラムに情報を伝達し、その情報を受けて pigpio を使って GPIO を制御するようにしました。サーバープログラムは複数のスレッドを起こし、Web サーバーと情報のやり取りをするスレッド、GPIO を制御するスレッドなど、役割を分離することとしました。

サーバープログラムが動作している様子・・・
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センサーの反応を確認するためだけなのに、なんだか大がかりな仕組みになってしまいました。でも、スマホでの操作、ラズベリーパイの中の情報伝達と役割の分離、拡張 I/O の制御など、今後行いたいことの基礎が今回の実験を通じてすべてできたと考えています。

スマホでの操作と書きましたが、ブラウザで操作するため、スマホ以外にもパソコンや、ラズベリーパイのタッチモニタなどいろいろな機器で操作できるので、よくよく考えると面白いなと思いました。
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失敗談です。

サーバープログラムを動かしていると、センサーで検知していないのに LED が突然点灯することがありました。センサーの誤反応ではなさそうだし、プログラムのバグでもなさそうだし、これくらいでノイズが乗るとも思えないし、分かりませんでした。念のため I2C ラインのプルアップ抵抗値を下げてみたりしても変わりませんでした。結局原因は MCP23017 の GPA、GPB の空き端子を開放していたのが良くなかったようです。GPA, GPB の初期状態は入力ピンになっているので 1 と 0 どっちつかずの状態で動作が不安定になっていたようです。初期化時に空き端子を内部プルアップする命令を発行するようにしたら問題の発生はなくなりました。電子回路は詳しくないので、解決するまで何日も悩みました。


★最近のはるちゃん★

堅い内容と茶色っぽい写真ばかりですみませんでした。目が覚めるような色ですっきりしていただけたら幸いです。
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いつもと同じ、何気ないはるちゃんの様子です。
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