乳頭山 [山歩き]
こんにちは。
夏休みは東北地方へ出かけました。今年はまともな山歩きをしていないので、どこかの山へ行きたいと思っていました。
できれば爽やかな湿原でも、と思い物色していたら千沼ヶ原という湿原を見つけました。秋田駒ヶ岳の北東方向の岩手県内に位置し、その名の通り千近くの池塘が点在し、尾瀬に匹敵する規模との情報も見ました。国土地理院の地図見ると尾瀬に匹敵とはさすがに言いすぎだろうと思いました。しかしどんなところか行ってみたくなりました。
コースは秋田県側の乳頭温泉郷から乳頭山経由で行ってみることにしました。
休暇村乳頭温泉郷横の駐車場にクルマを置いて出発、乳頭温泉郷の孫六温泉、黒湯温泉の横を通って登山道へ入りました。行きは一本松コース、帰りは孫六コースを使う予定でした。
黒湯温泉の上流には温泉湧出地帯が・・・ここが源泉なのかな。
沢沿いに 30 分ほど登ると一本松たつこの湯と呼ばれる野湯に着きました。
浴槽の中からプクプクと温泉が湧いていて、魅力的な足元自噴泉でした。入浴したい欲望にかられますが、手をつけるととても熱くかなり水でうめないと入れそうにないこと、登り途中で入浴すると後がつらくなりそうなので断念しました。
この先階段が続く樹林帯の急坂になりました。誰にも会わず何だかクマが出そうで怖い。鈴を鳴らし、さらに時々柏手を打ちながら早めのペースで歩いていました。また登るに従い藪こぎの道になりました。もし下りに使っていたら不安になって引き返したかも知れません。
それでも視界が開けてくると気分が高揚しました。直下は田代平の湿原、その向こうに山頂湿原があるような平らな頂上の山が見えました。あの山は大白森という山だと思います。
途中見た植物と昆虫。
乳頭山頂上に着きました。孫六温泉から約 2 時間でした。北西方向遠くに見えるのは森吉山かな?
南には秋田駒ヶ岳が見えました。登る途中、秋田駒ヶ岳の右奥に鳥海山も見えていました。
見渡せる山々は本州中部の山岳地帯と違って全体的に穏やかな山並みが印象的でした。
東北地方には先ほど書いた大白森のように、山の名前に~森という名がついている山が数多くあるように思います。なぜ森と呼ぶのだろう、少し調べてみたら、個人的に こちらのサイト に書いてあることがしっくりきました。木々が盛り上がっている様子が森・・・東北の山々は穏やかな形であり、鎮守の森のように木々がこんもり盛り上がっているように見える・・・そんな山の姿から森と名付けたのではないかと思いました。
実は乳頭山頂上に着いた時点ですでにバテていました。クマが怖くて早いペースで歩いたこと、とても暑かったこと、寝ないで夜通し運転してきた後だったことなどが原因だと思います。当初目的にしていた千沼ヶ原は写真左手奥になりまだ遠そう。
無理せず、今回はここで引き返すことにしました。千沼ヶ原はいつかまた機会があったときに訪ねることにします。標高がそれほど高くない乳頭山ですが頂上は涼しい風が吹いており、岩に寄りかかって 1 時間ほど昼寝してから下山開始しました。
帰りは田代平経由で・・・
左奥が登ってきた乳頭山です。千沼ヶ原の代わりに田代平の湿原を楽しみにしていましたが、池塘が少ないようでちょっと残念でした。
孫六温泉へ下る途中のブナ林が美しかったです。
時々出会う、太い幹に圧倒されました。
下山に利用した孫六コースが乳頭山へのメインルートのようでした。道幅が広く、藪にならず、途中で何人かの人とも出会い、リラックスして歩けたと思います。ただし、暑い時期ゆえの山歩き、汗で全身びしょびしょになりました。
さて、下山後の楽しみは温泉。有名すぎる乳頭温泉郷をあえて避けて、水沢温泉郷の駒ヶ岳温泉というお宿にお邪魔しました。
モダンな建物の横に木造の湯殿があります。浴槽も木造で雰囲気ある浴場でした。狙いどおり誰もいなく独占利用できました。弱い硫黄臭が漂い、また少し青味がかったお湯でした。浴槽の縁取りが太い木材で作られ、そこでトドになっていることができました。
このお宿は白濁の混浴露天風呂と茅葺き屋根の建物で知られる鶴の湯温泉と同一経営で、宿泊すると鶴の湯温泉への入浴ツアーに参加できます。
入浴後、玉川温泉経由、八幡平頂上へドライブしました。
枯れた木々が気候の厳しさを教えてくれるようです。
山頂駐車場から、本当の八幡平頂上へは往復 1 時間とのこと。ま、八幡平頂上へは行ったことがあるのでパス。頂上付近から、先ほど登ってきた乳頭山方面の展望を楽しみました。
この後、宿泊予定の青森県へ向かいました。
★最近のはるちゃん★
水を飲んでいる姿は可愛いですね。
ティモテしている姿もとても微笑ましく感じます。
夏休みは東北地方へ出かけました。今年はまともな山歩きをしていないので、どこかの山へ行きたいと思っていました。
できれば爽やかな湿原でも、と思い物色していたら千沼ヶ原という湿原を見つけました。秋田駒ヶ岳の北東方向の岩手県内に位置し、その名の通り千近くの池塘が点在し、尾瀬に匹敵する規模との情報も見ました。国土地理院の地図見ると尾瀬に匹敵とはさすがに言いすぎだろうと思いました。しかしどんなところか行ってみたくなりました。
コースは秋田県側の乳頭温泉郷から乳頭山経由で行ってみることにしました。
休暇村乳頭温泉郷横の駐車場にクルマを置いて出発、乳頭温泉郷の孫六温泉、黒湯温泉の横を通って登山道へ入りました。行きは一本松コース、帰りは孫六コースを使う予定でした。
黒湯温泉の上流には温泉湧出地帯が・・・ここが源泉なのかな。
沢沿いに 30 分ほど登ると一本松たつこの湯と呼ばれる野湯に着きました。
浴槽の中からプクプクと温泉が湧いていて、魅力的な足元自噴泉でした。入浴したい欲望にかられますが、手をつけるととても熱くかなり水でうめないと入れそうにないこと、登り途中で入浴すると後がつらくなりそうなので断念しました。
この先階段が続く樹林帯の急坂になりました。誰にも会わず何だかクマが出そうで怖い。鈴を鳴らし、さらに時々柏手を打ちながら早めのペースで歩いていました。また登るに従い藪こぎの道になりました。もし下りに使っていたら不安になって引き返したかも知れません。
それでも視界が開けてくると気分が高揚しました。直下は田代平の湿原、その向こうに山頂湿原があるような平らな頂上の山が見えました。あの山は大白森という山だと思います。
途中見た植物と昆虫。
乳頭山頂上に着きました。孫六温泉から約 2 時間でした。北西方向遠くに見えるのは森吉山かな?
南には秋田駒ヶ岳が見えました。登る途中、秋田駒ヶ岳の右奥に鳥海山も見えていました。
見渡せる山々は本州中部の山岳地帯と違って全体的に穏やかな山並みが印象的でした。
東北地方には先ほど書いた大白森のように、山の名前に~森という名がついている山が数多くあるように思います。なぜ森と呼ぶのだろう、少し調べてみたら、個人的に こちらのサイト に書いてあることがしっくりきました。木々が盛り上がっている様子が森・・・東北の山々は穏やかな形であり、鎮守の森のように木々がこんもり盛り上がっているように見える・・・そんな山の姿から森と名付けたのではないかと思いました。
実は乳頭山頂上に着いた時点ですでにバテていました。クマが怖くて早いペースで歩いたこと、とても暑かったこと、寝ないで夜通し運転してきた後だったことなどが原因だと思います。当初目的にしていた千沼ヶ原は写真左手奥になりまだ遠そう。
無理せず、今回はここで引き返すことにしました。千沼ヶ原はいつかまた機会があったときに訪ねることにします。標高がそれほど高くない乳頭山ですが頂上は涼しい風が吹いており、岩に寄りかかって 1 時間ほど昼寝してから下山開始しました。
帰りは田代平経由で・・・
左奥が登ってきた乳頭山です。千沼ヶ原の代わりに田代平の湿原を楽しみにしていましたが、池塘が少ないようでちょっと残念でした。
孫六温泉へ下る途中のブナ林が美しかったです。
時々出会う、太い幹に圧倒されました。
下山に利用した孫六コースが乳頭山へのメインルートのようでした。道幅が広く、藪にならず、途中で何人かの人とも出会い、リラックスして歩けたと思います。ただし、暑い時期ゆえの山歩き、汗で全身びしょびしょになりました。
さて、下山後の楽しみは温泉。有名すぎる乳頭温泉郷をあえて避けて、水沢温泉郷の駒ヶ岳温泉というお宿にお邪魔しました。
モダンな建物の横に木造の湯殿があります。浴槽も木造で雰囲気ある浴場でした。狙いどおり誰もいなく独占利用できました。弱い硫黄臭が漂い、また少し青味がかったお湯でした。浴槽の縁取りが太い木材で作られ、そこでトドになっていることができました。
このお宿は白濁の混浴露天風呂と茅葺き屋根の建物で知られる鶴の湯温泉と同一経営で、宿泊すると鶴の湯温泉への入浴ツアーに参加できます。
入浴後、玉川温泉経由、八幡平頂上へドライブしました。
枯れた木々が気候の厳しさを教えてくれるようです。
山頂駐車場から、本当の八幡平頂上へは往復 1 時間とのこと。ま、八幡平頂上へは行ったことがあるのでパス。頂上付近から、先ほど登ってきた乳頭山方面の展望を楽しみました。
この後、宿泊予定の青森県へ向かいました。
★最近のはるちゃん★
水を飲んでいる姿は可愛いですね。
ティモテしている姿もとても微笑ましく感じます。
遠くからも幹がむき出しになってる木が枯れているのでやすね。
枯れる木もあり、育つ木もあり、なのでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-09-02 17:33)
素晴らしい風景ばかりですね。
針葉樹の森の中の道はバイクで走りたいです。
by 響 (2019-09-02 22:06)
温泉湧出地帯からの野湯なんて火山帯のない関西ではなかなかお目にかかれない絶景です♪
そして八幡平の気持ち良さそうな道!
いつかゆっくりとバイクで走ってみたいなぁ~
ほんとはるちゃんの飲み姿かわいいです(^^♪
by yamatonosuke (2019-09-03 01:04)
ぼんぼちぼちぼちさま、おはようございます。
はい、丈夫に育つ木もあれば、厳しい風雪で枯れてしまった木も
あるのだと思います。
おそらく冬は樹氷になってしまうような場所だと思うので
木々にとって生き抜くために過酷すぎる条件なのでしょうね。
by TakiHaru (2019-09-07 06:05)
響さま、おはようございます。
はい、ツーリングしている方をたくさん見かけました。
八幡平はもちろんですが、田沢湖~玉川温泉~八幡平へ至る
国道も巨大なダム湖の脇や原生林の中を走る、走って楽しい道でした。
by TakiHaru (2019-09-07 06:08)
yamatonosuke さま、おはようございます。
東北地方は素朴な温泉が多く、また火山地帯では
ところどころで温泉蒸気が上がっている様子が見れますよね。
激暑いの日でなく湯加減もちょうど良ければ野湯に入りたかったですね。
八幡平への道は急勾配急カーブが多くてクルマ運転は過酷ですが
バイクはきっと楽しいと思います。
by TakiHaru (2019-09-07 06:14)