SSブログ

熊本県、満願寺温泉、ホタルの里温泉 [温泉旅行記 / 立ち寄り湯]

こんばんは。

熊本県小国町の満願寺温泉は、細い満願寺川の流れに沿った静かな温泉で、知らなかったらそのまま通りすぎてしまうような小さな集落にあります。
QB246134.jpg

駐車場の案内看板に「日本一恥ずかしい露天風呂」と書かれていた、川湯と呼ばれている、周囲から丸見えな、本当に川の中に設けられているような共同湯があります。
QB246127.jpg

湯船らしきものが川の中に 4 つ並んでいますが、いちばん手前は地元の方が使う食器や野菜の洗い場で、奥の 3 つが入浴できる浴槽のようです。

満願寺温泉は過去に何回か通ったことがあり、いつかこの露天風呂に入ってみたいと思っていました。ようやくその機会を得ました。

入浴料は 200 円。川沿いの通路に沿って脱衣所がありますが、左右と背後から丸見え。
QB246113.jpg

洗い場で地元の方が洗い物をしているので恐縮しました。「お風呂に入っていいですか?」と声をかけて入浴しました。
QB246109.jpg

お湯は適温で無色透明無味無臭の綺麗なお湯。切れ込みから大量に川に流れだしています。どこからもお湯が投入されていないので足元から湧出しているようです。湧出したてなのでとても新鮮なお湯に感じます。少し浴槽の底がぬるぬるする場所がありますので浴槽内でひっくり返らないように注意。その様子を周りから見られたら本当に恥ずかしいかも。
QB246110.jpg

時々、反対側の車道をクルマが通ったり、お婆さんが歩いていたりしますので、なんとなく落ち着きませんが、まるで川の中に浸かっているような、他ではちょっと見当たらないロケーションで貴重な体験ができました。
QB246121.jpg

温泉の洗い場で洗ったと思われる大根が露天風呂のすぐ横の橋の下に干してありました。
QB246122.jpg

丸見えの露天風呂が入りづらい人にはすぐ隣に内湯の共同浴場があります。
QB246131.jpg

満願寺川に沿って源泉が何ヶ所もあるようです。川湯以外に自家用と思われる温泉洗い場を持っている家もありました。

満願寺温泉の川湯、この雰囲気からして、なんとなく初夏にかじか蛙が鳴くように思います。今度は初夏に訪れて本当に鳴き声が聞こえるか確かめてみたいです。もしすぐ傍でかじか蛙のコロコロという鳴き声が聞こえ、蛙と一緒に川に入っているような感覚になれたら、それはきっとすーっと心が安らぐような、すばらしい湯浴み体験になりそうに思います。

満願寺温泉に入浴後、道の駅小国で休憩。ここは旧国鉄宮原線の終点、肥後小国駅があったところ。駅名板や、腕木信号機、Y字ポイントと短い線路などが、、道の駅の傍らにひっそりと残されていました。
QB246137.jpg

続いて、旧宮原線に沿って国道 387 号線を北上しました。宮原線のアーチ橋が残っています。
QB246144.jpg

アーチ橋の近くのあった北里駅の跡。北里柴三郎博士の生家がある地区です。
QB246140.jpg

北里駅跡の向いの集落に奴留湯温泉の共同浴場があります。
QB246146.jpg

左側のコンクリート造りの建物が共同湯。柔らかい硫黄臭のする温い温泉が超大量に溢れ出している浴場、ここも魅力的な温泉ですが過去に入ったことがあるので、今回はパスしました。

昔の写真ですが、奴留湯温泉の浴場内です。川のように温泉が流れ出しています。人肌ほどの温い温泉でしたが、入浴後クルマを運転していたら、背中がポカポカといつまでも熱くなっていたことを思い出しました。
DSCF1562.jpg

今回は奴留湯温泉のすぐ近くにあるホタルの里温泉に立ち寄りました。その名の通り、夏はホタルが見られる名所のようです。
PB240111.jpg

300 円を料金箱に入れて中に入ると、誰もおらず貸切状態でした。浴場は 8 人ほどのサイズの内湯浴槽があります。
PB240105.jpg

ここも浴槽縁から大量に流れ出しています。
PB240104.jpg

奴留湯温泉とはちょっと違う焦げたような硫黄臭がしたと思いました(記憶違いかも知れません)。掲示してあった平成 14 年の分析表によると、泉質は含硫黄-カルシウム-ナトリウム-(硫化水素型)(低張性 弱酸性 高温泉)、泉温は 44.2 ℃ と書かれていました。湧出量などそれ以外の詳細は不明です。

いざ、入ると・・・熱い! 浴槽内でも分析表の源泉温度と同じ、いやそれ以上に熱く感じました。これは長く浸かることができません。我慢して 1 分ほど肩まで一瞬沈めたあとは、窓を開けて外の棚田の景色を見ながら足だけ浸かった入浴でした。

左奥の建物がホタルの里温泉です。棚田が広がり、温泉の建物を見下ろすように旧宮原線の路盤が通っています。
QB246149.jpg

ホタルの里温泉の周囲で宮原線のアーチ橋が 2 ヶ所確認できました。
QB246148.jpg

私は宮原線が現役だった頃に来たことはありませんが、棚田とアーチ橋、実際に列車が走ってきたら絵になりそうな景色が広がっていました。


★おまけ:最近のはるちゃん★

まあるい、はるちゃん。
QC296655.jpg

nice!(57)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

nice! 57

コメント 8

あおたけ

道路沿いの満願寺温泉、
これはスゴい場所にある温泉ですね〜!
入るのにちょっと勇気がいりそう(笑)
by あおたけ (2016-01-22 07:24) 

はな

はるちゃん、まんまるになってますね。どうしたんでしょ。(^-^)
by はな (2016-01-22 12:30) 

TakiHaru

あおたけ様、こんばんは。
まるで川に入っているような満願寺温泉の露天風呂はずっと入浴してみたい温泉の一つでした。確かに目の前をクルマが通ったり地元の方が隣で洗物をしているのですが、周囲はのんびりした空気に包まれていますので、それほど気兼ねすることなく利用できました。
今度は蛙が鳴く季節に訪ねてみたいです。

by TakiHaru (2016-01-22 21:19) 

TakiHaru

はな様、こんばんは。
これは毛繕いしているところですね。
はるちゃんが腰のあたりを毛繕いするときは、いつも真ん丸になります。大きな足を土台にして、とてもきれいな円になります。
何だか変わった置物みたいですね。

by TakiHaru (2016-01-22 21:22) 

みぃにゃん

このままひょいっと抱っこしたくなりますね。
by みぃにゃん (2016-01-23 15:33) 

TakiHaru

みぃにゃん様、こんばんは。
ひょいと持ち上げると、この格好のまま持ち上がりそうですね。
とはいえ、グルーミング中は手を出さず、じっと見守っています。
by TakiHaru (2016-01-23 20:22) 

pooh

こんばんは(^_^)
満願寺温泉の露天風呂はずい分前ですが浸かりました。
今はとても浸かる勇気はないですが(^^;)
奴留湯温泉やホタルの里温泉もしばらく行っていないので
懐かしく拝見しています。
丸~くなったはるちゃんも可愛いですね☆
by pooh (2016-01-23 23:03) 

TakiHaru

pooh様、おはようございます。
足元自噴泉、大量かけ流し温泉など小国町付近はすばらしい温泉が集中していますよね。今回は時間の関係で数か所しか行けませんでしたがまだまだ行きたい温泉がたくさんあります。実現できるかまだ不明ですが今年も行きたいと考えています。
今日、九州は雪が降っているそうで、poohさんもどうぞお気を付けください。
一方で満願寺温泉は川湯で雪景色を見ながら入浴できる・・・という体験ができるのかも知れないですね。
by TakiHaru (2016-01-24 07:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。