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大分県、壁湯温泉 旅館福元屋の洞窟風呂 [温泉旅行記 / 立ち寄り湯]

こんばんは。

九州旅行最後の温泉は大分県九重町の壁湯温泉で立ち寄り入浴しました。

国道 387 号線沿いの駐車場から坂道を下っていくと 旅館 福元屋 さんがあります。
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お目当ては福元屋さんの名物、洞窟露天風呂です。露天風呂の入浴料は 300 円です。
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町田川のゆったりした流れのすぐ脇の薄暗い洞窟内がお風呂になっています。10 人ほどのサイズでしょうか。
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大量の温泉が流れ出ています。
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天然のお風呂ですので、湯船の底は大小の石や砂でゴツゴツしています。しかしその石や砂がはっきり見えるほど澄んでいる無色透明な綺麗なお湯です。温泉は洞窟の奥から湧き出し、そのまま湯船になっている足元自噴泉です。

三百年以上前から自噴しているという温泉、掲示してあった平成 20 年の分析表によると、源泉名は旅館福元屋、泉質は単純温泉、泉温は 36.6℃、湧出量未測定、自然湧出、pH 7.9 弱アルカリ性、知覚試験は無色透明無味無臭と書かれていました。実際のお湯は湖沼臭のような匂いがし、湯温ももう少し高く感じました(福元屋さんのホームページには 39 ℃と書かれています)。

いずれにしても温めの湯なので、いちばん温度が高い洞窟奥に陣取って温まりました。
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時折、天井から冷たい雫が落下してきます。洞窟奥は立って入るほど深く、さらに奥へ小さな横穴が続いているようで恐る恐る足を伸ばしてみましたが、穴の先端まで行きつけませんでした。この穴から湯が湧き出ているのでしょうか。

風呂に入っていると見えませんが、すぐ横は町田川が淵のようになってゆったり流れています。
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川原に夏限定のホタル観賞用の露天風呂があります。
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その露天風呂にも入浴。洞窟露天風呂よりさらに温いので、確かに夏限定だと思いました。しかし、川と一体になったような野趣あふれるお風呂でした。
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夜、ホタルを見ながら入れたら最高だろうなあ。さらにこの川もかじか蛙が鳴きそうな雰囲気ですがどうでしょうか。ホタルとかじか蛙がいるとすれば、先の満願寺温泉の川湯に続いて、初夏に訪れたら最高の湯浴みになるかも知れません。

なお、洞窟露天風呂は混浴ですので、露天風呂のすぐ隣に手掘りの女性専用洞窟風呂があります。

露天風呂の入り口に掛かっていた木の板に「半刻(1 時間)も入らないで壁湯を語ってはいけません。一刻(2 時間)入って体に聞けば良さが分かります。」という意味の言葉(福元屋さんのパンフレットから引用)が書かれていました。私は時間がなく1時間も入っていられませんでしたので、壁湯温泉の本当のお湯の良さが分かるに至らなかったということになります。今度は時間を十分にとって再訪したいです。次に来るならやはりホタルが舞う初夏がいいですね。

福元屋さんのすぐ上流に共同浴場があります。こちらも半洞窟状のお風呂で、同じく足元自噴泉のようです。
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壁湯温泉で入浴後、豊後森駅に立ち寄りました。
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九州旅行 1 日目に列車の車窓から豊後森の扇形機関庫を見ました。その扇形機関庫をもう一度見に来ました。
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大きな扇形機関庫と蒸気機関車を反転させるための転車台、昭和 9 年の久大本線全通時に完成し、最盛期に蒸気機関車 21 台が所属しました。しかし、ディーゼル化が進んだことに伴い昭和 46 年に廃止され、その後、平成 21 年に近代産業遺産、平成 24 年に国の登録有形文化財に指定されました。(ウィキペディア より)
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機関庫は老朽化しているため、構内は立ち入り禁止になっていて、写真を撮った位置から先に近寄ることができませんでした。
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近くでドローンを準備している人たちがいました。機関庫に近づけないため、おそらくドローンで上空から機関庫の写真を撮ろうとしていたのだと思います。このような使い方があるのか、と思いました。

遅い昼食は道の駅「童話の里 くす」で。九州での最後の食事は大分ならではの、とり天定食をいただきました。とり天、おいしかった!
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この後、新鳥栖駅でレンタカーを返し、景色が見れない暗くなってからの長距離列車移動は結構きついのですが、つばめ → のぞみ → サンダ ーバード → はくたかと乗り継いで帰宅しました。

鉄道と温泉を楽しんだ九州旅行は本記事で終わりです。記事を書いていたら再び行きたくなりました。まだまだ知らない温泉は山ほどありますので、次の機会に旅行するときがまた楽しみです。


★おまけ:最近のはるちゃん★

例年に比べて雪はまだまだ少ないけれど、はるちゃんは身を乗り出して、白い世界に興味津々?
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よしころん

大分の壁湯温泉、すばらしいですね~ メモメモ!
はるちゃん、雪にダイブはしないのですね~^^
by よしころん (2016-01-27 08:32) 

TakiHaru

よしころん様、こんばんは。
日帰り入浴では洞窟露天だけしか入浴できませんが、パンフレットやホームページを拝見すると内湯もとても雰囲気があるようです。私も機会があれば初夏に訪ねて宿泊して、内湯やホタルが見れる露天風呂を堪能してみたいです。
はるちゃんは、普段は部屋の窓を開けて雪を見せるので家人から寒いと文句を言われ、短時間しか開けれずベランダで遊ばせられないのですが、今冬のどこかで雪遊びさせたいと思っています。
by TakiHaru (2016-01-27 22:06) 

あおたけ

豊後森の扇形機関庫、雄大で味がありますね〜!
せっかくならば整備して、
間近での公開を期待したいところですよね。。。
by あおたけ (2016-01-30 21:11) 

TakiHaru

あおたけ様、こんにちは。
私の地元ではこのような機関庫がないので、見ごたえありました。
確かに近くに寄ってみたいのですが、ガラスが割れそうだったりして危険なのでしょうね。割れそうなガラスがあってもそのままの状態で保存しておく方針なのかも知れません。

by TakiHaru (2016-01-31 18:17) 

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