熊本県、はげの湯温泉 やすらぎの宿まつやに宿泊 [温泉旅行記 / 宿泊]
こんにちは。
熊本県小国町、わいた温泉郷、はげの湯温泉の やすらぎの宿まつや さんに宿泊しました。
部屋に置いてあった説明書きによると、はげの湯温泉の「はけ」とは陽あたりの良い南斜面の丘陵で清らかな水が豊富なところをさし、「はげの湯」はその中心に湯が湧き出たことから地名がついたと言われているとのことです。
部屋の窓からはそこら中から蒸気が吹きあがっている様子が見えました。
まつやさんには 8 つのお風呂があり、平日の宿泊はすべてのお風呂が貸切で利用できます。入りたいお風呂の木札を持っていって利用します。
露天風呂は 4 ヶ所あり、玄関から少し歩いていったところにあります。玄関前には蒸気釜があり、もうもうと蒸気が吹きあがっていて迫力満点です。
ところどころでゴーッと蒸気が吹きだしています。
いちばん人気の混浴露天風呂。30 人ほど入れるこの大きな露天風呂を今日は貸切で利用。
浴槽に大きな、丸太がぷかぷか浮いていました。丸太に肩と手を乗せ、うつ伏せに乗って浮いていると、いつのまにか寝てしまいそうです。
続いて階段を登った小高いところにある露天風呂にハシゴ。道中に蒸気の吹き出し口があります。蒸気に包まれると前が見えません。
こちらは 2 人サイズほどの大きさ、同じような露天風呂が並んで 2 つあります。
夕食は広間か部屋か選べるようです。部屋でいただきました。熊本らしく馬刺しが出ました!
玄関前の蒸気釜で 2 時間蒸しあげたという名物の鶏の地獄蒸しは大きいです。
陶板焼きもおいしかった。
この他、ごはん、お吸い物、デザートが出ました。鶏の地獄蒸し全部食べたらお腹いっぱいになりました。どうもごちそうさまでした。
夜食に小さなおにぎりもいただけます。
まつやさんのお風呂、内風呂は 24 時間入浴できます。深夜にぬくっと起きて入浴に行きました。
内湯は別棟になっていて、ロビーから屋根付きの階段を下ったところにあります。こちらは通常、男女別内湯となる浴室。
家族風呂です。洗い場が畳敷きで足ざわりが心地よいです。
お風呂はたくさんありますが、同じ分析表が掲示してありましたので、すべて同じ源泉のお湯だと思われます。分析表によると、泉質は単純硫黄・弱放射能温泉(硫化水素型)、泉温は 48.9 度、pH 5.13 の弱酸性。注記で、源泉は 90℃以上と書かれていました。加水の有無は不明です。お湯の色はほとんど無色透明、弱い硫黄臭、弱酸性ですが酸味は感じませんでした。
湯上りに窓を開けて涼みました。周りは山火事ではありません。温泉蒸気が立ち込め、ゴーッと蒸気の音が響き渡っていました。
朝は通常女性専用露天風呂となっている風呂に入りました。10 人ほど入れそうな大きさです。周囲はピンク色の花が咲く垣根で囲まれていました。
朝食は広間でいただきます。
右の温野菜は、蒸気釜で茹でたものとのことです。天然の調理釜があるのは羨ましいですね。
どうもごちそうさまでした。ロビーでコーヒーをいただきながら新聞の切り抜きを見たら、まつやさんは温泉蒸気を利用した、熊本県で最初のバイナリー発電所を所有しているようです。後でホームページを確認したら平日の宿泊利用で事前予約することで発電所を見学できるオプションがあるようです。発電所について聞いてみたら見せていただけることになりました。
まつやさんの地熱発電所、小国まつや発電所です。シャッターが閉まった建物内に発電ユニットが設置されています。左側の蒸気が上がっている施設は発電に使用した媒体を冷却する冷却塔です。
建物内に案内されました。1 台 20kw 発電できるユニットが 3 台設置され、合計 60kw 発電できる能力があります。このうち約 45kw を九州電力に売電しているそうです。
建物前の案内板によると、タービンを回す媒体は低沸点のフロン代替不活性ガス HFC245fa を使用しているとのことです。温泉蒸気と不活性ガスの 2 つの熱サイクルを利用することからバイナリー発電と呼ばれていますが、実際は温泉に湯の華が多量に含まれるので温泉水をそのまま使わず、ユニット外の熱交換器で真水を温め、その温水をユニット内に導き内部の熱交換機で不活性ガスを蒸気に変える 3 サイクル式になっているようです。
発電施設のすぐ裏に源泉があり、ここから発電用の熱源を取り出しています。
初めてバイナリー発電所を見学することができ貴重な体験になりました。突然のお願いにかかわらず、ご主人さんが快く案内してくれました。ありがとうございました。
明細書入れはうさぎ。
事前に口コミを見たら、まつやさんにうさぎがいるという情報を見つけていました。ぜひ、会ってみたいと思っていましたが、残念ながらうさぎさんは逃げてしまったとのことです。
はげの湯温泉のすぐ近くに蒸気の里とも呼ばれる岳の湯温泉があり、立ち寄りました。
住宅の脇、田んぼや畑の中など、そこら中から蒸気が吹きあがっています。
道路が蒸気で見えません。
常に蒸気に包まれているような住宅もあります。窓を開けられるのかな? 洗濯物を干すときはどうするのかな? クルマは痛みやすいのかな?
こんなに蒸気に包まれた集落は他の地域で見たことありません。火の国、熊本らしい光景でした。
★おまけ:最近のはるちゃん★
ワラのあいだからこんにちは!
熊本県小国町、わいた温泉郷、はげの湯温泉の やすらぎの宿まつや さんに宿泊しました。
部屋に置いてあった説明書きによると、はげの湯温泉の「はけ」とは陽あたりの良い南斜面の丘陵で清らかな水が豊富なところをさし、「はげの湯」はその中心に湯が湧き出たことから地名がついたと言われているとのことです。
部屋の窓からはそこら中から蒸気が吹きあがっている様子が見えました。
まつやさんには 8 つのお風呂があり、平日の宿泊はすべてのお風呂が貸切で利用できます。入りたいお風呂の木札を持っていって利用します。
露天風呂は 4 ヶ所あり、玄関から少し歩いていったところにあります。玄関前には蒸気釜があり、もうもうと蒸気が吹きあがっていて迫力満点です。
ところどころでゴーッと蒸気が吹きだしています。
いちばん人気の混浴露天風呂。30 人ほど入れるこの大きな露天風呂を今日は貸切で利用。
浴槽に大きな、丸太がぷかぷか浮いていました。丸太に肩と手を乗せ、うつ伏せに乗って浮いていると、いつのまにか寝てしまいそうです。
続いて階段を登った小高いところにある露天風呂にハシゴ。道中に蒸気の吹き出し口があります。蒸気に包まれると前が見えません。
こちらは 2 人サイズほどの大きさ、同じような露天風呂が並んで 2 つあります。
夕食は広間か部屋か選べるようです。部屋でいただきました。熊本らしく馬刺しが出ました!
玄関前の蒸気釜で 2 時間蒸しあげたという名物の鶏の地獄蒸しは大きいです。
陶板焼きもおいしかった。
この他、ごはん、お吸い物、デザートが出ました。鶏の地獄蒸し全部食べたらお腹いっぱいになりました。どうもごちそうさまでした。
夜食に小さなおにぎりもいただけます。
まつやさんのお風呂、内風呂は 24 時間入浴できます。深夜にぬくっと起きて入浴に行きました。
内湯は別棟になっていて、ロビーから屋根付きの階段を下ったところにあります。こちらは通常、男女別内湯となる浴室。
家族風呂です。洗い場が畳敷きで足ざわりが心地よいです。
お風呂はたくさんありますが、同じ分析表が掲示してありましたので、すべて同じ源泉のお湯だと思われます。分析表によると、泉質は単純硫黄・弱放射能温泉(硫化水素型)、泉温は 48.9 度、pH 5.13 の弱酸性。注記で、源泉は 90℃以上と書かれていました。加水の有無は不明です。お湯の色はほとんど無色透明、弱い硫黄臭、弱酸性ですが酸味は感じませんでした。
湯上りに窓を開けて涼みました。周りは山火事ではありません。温泉蒸気が立ち込め、ゴーッと蒸気の音が響き渡っていました。
朝は通常女性専用露天風呂となっている風呂に入りました。10 人ほど入れそうな大きさです。周囲はピンク色の花が咲く垣根で囲まれていました。
朝食は広間でいただきます。
右の温野菜は、蒸気釜で茹でたものとのことです。天然の調理釜があるのは羨ましいですね。
どうもごちそうさまでした。ロビーでコーヒーをいただきながら新聞の切り抜きを見たら、まつやさんは温泉蒸気を利用した、熊本県で最初のバイナリー発電所を所有しているようです。後でホームページを確認したら平日の宿泊利用で事前予約することで発電所を見学できるオプションがあるようです。発電所について聞いてみたら見せていただけることになりました。
まつやさんの地熱発電所、小国まつや発電所です。シャッターが閉まった建物内に発電ユニットが設置されています。左側の蒸気が上がっている施設は発電に使用した媒体を冷却する冷却塔です。
建物内に案内されました。1 台 20kw 発電できるユニットが 3 台設置され、合計 60kw 発電できる能力があります。このうち約 45kw を九州電力に売電しているそうです。
建物前の案内板によると、タービンを回す媒体は低沸点のフロン代替不活性ガス HFC245fa を使用しているとのことです。温泉蒸気と不活性ガスの 2 つの熱サイクルを利用することからバイナリー発電と呼ばれていますが、実際は温泉に湯の華が多量に含まれるので温泉水をそのまま使わず、ユニット外の熱交換器で真水を温め、その温水をユニット内に導き内部の熱交換機で不活性ガスを蒸気に変える 3 サイクル式になっているようです。
発電施設のすぐ裏に源泉があり、ここから発電用の熱源を取り出しています。
初めてバイナリー発電所を見学することができ貴重な体験になりました。突然のお願いにかかわらず、ご主人さんが快く案内してくれました。ありがとうございました。
明細書入れはうさぎ。
事前に口コミを見たら、まつやさんにうさぎがいるという情報を見つけていました。ぜひ、会ってみたいと思っていましたが、残念ながらうさぎさんは逃げてしまったとのことです。
はげの湯温泉のすぐ近くに蒸気の里とも呼ばれる岳の湯温泉があり、立ち寄りました。
住宅の脇、田んぼや畑の中など、そこら中から蒸気が吹きあがっています。
道路が蒸気で見えません。
常に蒸気に包まれているような住宅もあります。窓を開けられるのかな? 洗濯物を干すときはどうするのかな? クルマは痛みやすいのかな?
こんなに蒸気に包まれた集落は他の地域で見たことありません。火の国、熊本らしい光景でした。
★おまけ:最近のはるちゃん★
ワラのあいだからこんにちは!
こんばんは(^_^)
九州旅行の記事を楽しく拝見しています。
わいた温泉郷は好きな温泉が多くて時々、立ち寄り湯で
出かけます。まつやさんの温泉と食事もいいですね。
鶏の地獄蒸しも美味しそう~、ぜひ味わってみたいです。
はるちゃん、可愛いですね(*^_^*)
by pooh (2016-01-11 20:19)
pooh 様、こんばんは。
コメントありがとうございます。
私は鶏肉好きなのでまつやさんの地獄蒸し、おいしかったです。その他の料理も良かったですし、お風呂も充実していて、また行きたいと思いました。拙くて恐縮ですが、あと 2 回ほど九州の温泉を記事にさせていただく予定です。
九州は魅力的な温泉が多いですね。遠いので頻繁に行けませんが、可能なら今年また行って温泉を堪能したいです。
今後とも pooh さんの記事を参考にさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(メインで登場する機会が少ないですが、はるちゃんともどもよろしくお願いいたします。)
by TakiHaru (2016-01-11 22:28)
はるちゃんどんなわらの中に入ってたのかな?
形がフィットしすぎ~
by みぃにゃん (2016-01-11 22:37)
みぃにゃん様、こんばんは。
これは、先日はるちゃんが破壊してバラバラになったワラボールです。ちょうどワラから覗いているように見えたので撮ってみました。
はるちゃんの機嫌が直って数日たちました。以前と同じようにナデナデや抱っこができるようになって、ひと安心です。
by TakiHaru (2016-01-12 21:15)
はるちゃん、TakiHaruさん、こんばんは♪
先日はブログに遊びに来て下さって、ありがとうございました。
こんなに蒸気でモクモクしていても、住宅や畑がごく普通にあって、温泉が生活の一部となっているのですね。
今更なのですが、TakiHaruさんのブログをリンクさせていただきました。
(ご迷惑でしたら遠慮なく、おっしゃって下さいね)
これからもよろしくお願いいたします^^
by たまこ (2016-01-12 21:20)
たまこ様、こんばんは。
コメントありがとうございます。
宿泊したはげの湯温泉も近くの岳の湯温泉も、そこら中から蒸気が噴出していて圧巻の風景でした。
岳の湯温泉を散策していていたら蒸気釜が設置してあって、そこで調理をしているのだと思います。温泉が生活の一部・・・羨ましいです。ただ、温泉成分などで物の劣化が早いと思うので苦労も多いと思いますが。
そういえばまめさんは熊本生まれでしたでしょうか?
リンクの件、ありがとうございます。それでこちらからもたまこさんのブログへリンク張らせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
by TakiHaru (2016-01-12 22:47)