SSブログ

日田彦山線、久大本線に乗って湯平へ [鉄道関係]

 こんばんは。
 9 月のシルバーウィークは休めなかったので、後日代休を取得し、九州へ鉄道と温泉の旅に出かけてきました。

 なお、鉄道に関しては、いつでも誰でも乗れる定期列車に乗って車窓をぼーっと眺めながら旅しただけなので、車両の詳しいレポートや臨時列車を追うといった話はありませんので、あらかじめお伝えしておきます。

 地元、上越妙高駅から当日朝いちばんのはくたかで出発し、西を目指します。
PB210003.jpg

 金沢でサンダーバードに乗り換え。
PB210010.jpg

 京都でのぞみに乗り換え
PB210013.jpg

 小倉に 13:00 少し前に着きました。
PB210018.jpg

 北陸新幹線が開業したことにより、従来より 1 時間以上早く、九州に着けるようになりました。もっともさらに前は、夜行急行きたぐにに乗れば 9 時半頃、九州に着けたのですが・・・

 小倉から 13:21 発、日田彦山線日田行きに乗車します。やってきたのはキハ 147 型のワンマン 2 両編成。ボックスシートがさらっと埋まる程度の乗車率で、私もボックスシート右窓側の席を確保できました。
QB215472.jpg

 ワンマン仕様のためか運転席後ろはシートが取り外され、ガランとしていました。暖房吹き出し口がちょうどよい腰かけ台になっているようです。
QB215475.jpg

 日田彦山線は石炭や石灰石輸送を行うことを目的に敷設された鉄道と聞いています。沿線には呼野付近や香春付近で石灰石の巨大な鉱山を見ることができます。また石炭輸送のため金辺トンネルなど複線規格で作られたトンネルもあり、車窓からその様子を見ることができました。

 採銅所といういかにも鉱山があったことをうかがわせる名前の駅でハイキング客が大勢乗車し、田川後藤寺まで車内は混雑しました。

 かつての貨物輸送のため構内が広い駅が多いです。ここは香春駅。上下線の間に側線が何本かあったようです。
QB215488.jpg

 写真は撮れませんでしたが、田川伊田駅はすでに線路がはずされた空き地が目立つ右カーブした広い構内の真ん中に取り残されたようにある島式ホーム、草ぼうぼうながら複線の平成筑豊鉄道伊田線が分岐していく様子など、かつての石炭輸送の栄華が感じられ、いつかじっくりと探訪してみたいと思わせる駅でした。

 英彦山の登山口である彦山駅舎は立派そう。
QB215494.jpg

 ローカル線にしては長い釈迦ヶ岳トンネルを抜けると、筑前岩屋-大行司間では右窓に石垣に縁どられた美しい棚田風景が見れました。写真よりもっと美しい棚田が見れたのですが写真撮れませんでした。
QB215510.jpg

 夜明駅で久大本線と合流。久大本線側は行き違い可能な構造。日田彦山線側は棒線ホームになっています。
QB215526.jpg

 15:36 終点の日田駅着。頭上に電線がない駅構内は空が広く感じられました。
QB215536.jpg

 続いて乗るのは特急ゆふいんの森 5 号。ゆふいんの森に乗るには初めてです。
QB215545.jpg

 週末でしかも温泉行きにはちょうど良い時間の列車のため、車内はいかにも由布院温泉方面へ行くと思われる観光客で混雑していました。

 ハイデッカータイプの車両。新幹線の Max 車両の 2 階に乗っているような気がしないでもありません。ただ、山中を走る沿線に景色を遮るような柵などの障害物はほとんどないため、通常の車両と車窓の違いはそれほど変わらないのではと思いました。

 天ヶ瀬を過ぎると、車窓右手に 2 段の滝、慈恩の滝が見えるとのことで、アテンダントさんの案内とともに列車は徐行運転しました。滝自体は車道や樹木がちょっと邪魔で、それほど豪快には見えませんでしたが、特急なのに徐行運転して景色を見せる配慮は、観光客向けの列車、ゆふいんの森だからでしょうか。

 豊後森に近づくと、独特な台形の形をした万年山が目を惹きます。
QB215562.jpg

 登録有形文化財に指定されている豊後森駅の扇形機関庫と転車台。後日時間があったら立ち寄ってみようと思います。
QB215569.jpg

 恵良駅を通過後、旧国鉄宮原線の線路跡が右に分岐していくのを確認、そして分水嶺の水分峠をトンネルで超えて急勾配を下ると、終点の由布院に到着です。駅の跨線橋から由布院のシンボル、由布岳が見えました。
QB215572.jpg

 ほとんどの人は由布院で下車したようです。接続する 16:47 発の大分行きに乗り継いだのは数人だったと思いました。
QB215574.jpg

 2 両編成のワンマン気動車は由布院盆地を過ぎて、大分川の谷あいをしばらく下ると・・・
QB215575.jpg

 今日の目的地、無人駅の湯平駅に 16:59 到着です。
QB225623.jpg

 お尻が痛くなりつつも、列車に長時間乗って車窓を楽しめた「乗り鉄」旅の一日目が終わりました。

 九州旅行の記事、しばらく続きます。


★おまけ:最近のはるちゃん★

 はるちゃんの背中は波打つ草原のよう。
QB256261.jpg

nice!(67)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

nice! 67

コメント 4

あおたけ

お休みを取られて九州をご旅行されたのですね〜(^^)
北陸新幹線→サンダーバード→山陽新幹線と
多くの新幹線や特急を乗り継いだせいか
小倉から乗ったディーゼルカーが落ち着いた雰囲気に感じます(笑)
日田彦山線と九大線を乗り継井出大分のほうへ向かわれるとは、
ツウ好みの味のあるルートですね♪
by あおたけ (2015-12-09 18:54) 

TakiHaru

あおたけ様、こんばんは。
久しぶりに遠くまで出掛けました。夜は温泉を楽しみに、日中は列車に乗って移動することを楽しみに、ローカル線もいろいろ混ぜてみました。
日田彦山線が通る筑豊地方はあまり訪ねたことがないのですが、石炭産業が盛んだった頃を思わせる町並み、山並み、駅構内の風景に独特の味わいを感じました。今回は通過のみでしたが次回はじっくり訪ねてみたいと思いました。

by TakiHaru (2015-12-09 21:32) 

やまびこ3

湯平の駅、昨日、山田洋二監督の「男はつらいよ」の放送をやっていましたが、湯平駅の上りホームに。湯平温泉で寅さんのロケをやった時の写真が掲示されていたのを思い出しました。
by やまびこ3 (2015-12-13 12:15) 

TakiHaru

やまびこ3様、こんばんは。
情報ありがとうございます。確かに湯平駅上り線ホームに「寅さん思い出の待合所」があって、写真などが飾られていました。
湯平温泉が栄えていた頃、湯平駅前にリムジンが何台も客待ちしている写真を湯平温泉のホームページで見ました。私は放送を見ていないのですが、寅さんのロケが行われたときも、そんな光景が見られたのしょうか。
by TakiHaru (2015-12-13 18:56) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。