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甲子、川治、湯西川、塩原温泉旅行・・・後編 [温泉旅行記 / 全般]

 こんばんは。
 栃木県湯西川温泉に宿泊し、福島県甲子温泉と栃木県北部の温泉を巡る旅行に行ってきました。前編 に引き続き、時系列にダイジェストで紹介させていただきます。

 平家の庄 さんで宿泊、夕食のお酒の酔いがさめてから、せせらぎの音を聞き、星空を眺めながら夜な夜な貸切風呂を楽しもうと思いましたが、目を覚ましたらすでに外は明るくなっていました。でも時計をみるとまだ 5 時前。陽が長い季節はいいですね。

 早速貸切風呂へ。早朝はさすがに誰もいないので、どこのお風呂も空いていました。いちばん人気という龍神の湯。龍の懐に抱かれながら入る浴槽は小さく 2 人はきついと思われます。
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 朝入浴したのがこちらのお風呂でした。
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 お湯が静かに注がれているためせせらぎの音が良く聞こえます。そして、昨日の夕方は聞けなかったコロコロというかじか蛙の鳴き声も聞こえてきました。すばらしいです。湯西川温泉平家の庄さんも かじか蛙の鳴き声が聞こえた温泉リスト に追加しました。

 平家の庄さんには昔はもっと多くの貸切風呂がありましたが、旅館の裏に貸切風呂だったと思われる浴槽が置かれていました。龍神の湯以外にも面白い湯船があったのですね。
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 入浴後、朝の散歩。
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 昔は茅葺きだった建物が立ち並ぶ場所。
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 湯西川を代表する風景として川沿いに茅葺屋根の建物が並んだ写真をよく覚えています。ここがその場所でしょうか。

 かじか蛙の鳴き声が響きわたっていました。
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 川を渡る橋のたもとに丸見えの露天風呂がありました。少し後で再び橋を渡ったら、露天風呂で入浴していた人がいました。
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 その対岸には鄙びた共同浴場も。混浴の小さい浴槽ですが、岩をくりぬいたような浴槽は趣きがあります。
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 宿をチェックアウト後、すぐ下流の観光センター、湯西川水の郷に立ち寄り。
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 ここにも日帰り温泉施設がありますが、大きな足湯に寄りました。
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 大きいので、誰もいなければ全身入りたいくらいです。湯口のお湯の匂いは湯西川温泉街のお湯では感じなかった、ほんのり硫黄臭がしました。
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 さて、昨日から単純泉の温泉ばかり入っていたので、今日はまず刺激のある泉質の温泉に行くことにしました。最初に訪れたのが酸性の硫黄泉が湧く 奥塩原新湯温泉。立ち寄ろうと思っていた旅館が混雑しているとのことで、谷底の共同浴場むじなの湯へ行ってみましたが、むじなの湯も混雑しており、道路端の混浴の共同浴場、寺湯に入浴していくことにしました。
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 浴室の様子。3 人サイズほどの浴槽が 2 つ並び、湯口からちょろちょろと湯が注がれています。湯口のお湯に触れると火傷します。
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 手前の浴槽は熱いですが、そこそこ浸かれる湯温。しかし写真奥の浴槽は激熱でした。がんばって肩まで浸かっても 10 秒も我慢できません。先客の地元の方は何食わぬ顔で浸かっていましたので、さすが地元の方は強いですね。

 掲示してあった分析表によると、源泉名は寺湯、泉質は酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩泉、泉温は 74.3 度、pH2.2 の強酸性、性状は無色透明で強い硫化水素臭および酸味、苦味を有すと書かれていました。湧出量は書かれていませんでしたが、自然湧出と別記されていました。

 舐めてみると多少酸っぱいですが、強い酸味ではありませんでした。酸性の硫黄泉ということよりも強烈な熱さが刺激になった一風呂でした。

 昼食は塩原名物、スープ入り焼きそばをいただきに、こばや さんへ行きました。すでに道路にはみ出すように行列ができていました。
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 30 分以上待ってお店に入れました。注文したスープ入り焼きそば大です。
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 メニューと一緒にテーブルに置かれていた説明書きによると「ラーメンの麺、豚肉、キャベツをソースで香ばしく焼き上げ醤油ベースのスープに入れた塩原名物です。食べるにつれ麺から溶け出たソースとスープの醤油が絡んで甘辛くなります。胡椒、酢、七味唐辛子などお好みでどうぞ。」とのことです。まさにソースと醤油が絡んだ絶妙な味です。

 テーブルに唐辛子入りの酢が置いてあります。
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 これを少量入れると何ともいえない違った味になりますので、出されたまま半分いただいたあと、酢を入れてもう半分いただき 2 倍楽しめました。

 実は 2 年前に一度食べた味が忘れられなく、1 年前にも来てみましたが、あいにくお店がやっておらず残念な思いをしました。そして今年リベンジで再び来た次第です。2 年越しで念願を果たすことができました。ごちそうさまでした。

 今回の温泉旅行のシメの湯は、こばやさん裏手のバイパス沿いにある やまなみ荘 さんにしました。
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 やまなみ荘さんには館外に露天風呂もありますが、お湯を抜いてしまったとのことで内湯を利用しました。

 ホームページに貸切のようなぜいたくな気分・・・と書かれているように、本当に貸切り状態。
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 6 人サイズの浴槽に滝のように大量の自家源泉のお湯が注がれ、浴槽縁から大量にオーバーフローしています。
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 掲示してあった分析表によると、源泉名はやまなみ源泉、泉質はナトリウム-炭酸水素・塩化物温泉、泉温は 55.9 度、pH 7.1、性状は無色透明および無味無臭であると書かれていました。湯使いについて書かれているものは見当たりませんでしたが、泉温から考えておそらく加水はされているのではと思います。湯口や浴槽縁が茶色く変色しており、飲んでみると弱い金気味がしました。

 浴室はシンプルで余計なものはありません。私たちにとって、ただ単にジャバジャバと新鮮なお湯が絶え間なく注ぎ込まれる浴槽一つで十分でした。
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 旅行の最後は、貸切状態、大量投入、大量オーバーフローの新鮮な湯でぜいたくな気分に浸ることができました。

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