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甲子、川治、湯西川、塩原温泉旅行・・・前編 [温泉旅行記 / 全般]

 こんばんは。
 栃木県湯西川温泉に宿泊し、福島県甲子温泉と栃木県北部の温泉を巡る旅行に行ってきました。時系列にダイジェストで紹介させていただきます。

 1 日目最初の温泉に行く前に、福島県の白河ラーメンで腹ごしらえ。今回は すずき食堂 さんにお邪魔しました。
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 開店前から待っていたので開店後すぐに入ることができましたが、すぐに店内は満席に、そして外でも待っている人が何人もいました。

 イチ押しメニューの手打チャーシューメンにしました。
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 一見、油が多そうにも見えましたが、そんなことはなくあっさりした味でスープまで全部いただきました。手打ち麺ということで、私には少し柔らかく感じました。チャーシューも柔らかくておいしかったです。ごちそうさまでした。

 腹ごしらえしたところで、阿武隈川源流の谷間の温泉、甲子温泉大黒屋 さんで立ち寄り入浴です。(過去に 記事 にさせていただいたことがあります。)
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 なんといっても階段を下りて谷底に下ったところにある混浴大岩風呂が圧巻です。(隣に女性専用の浴舎もあります)
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 プールのような大きくて深い浴槽と天井の梁も立派です。

 石膏泉に近い単純泉、毎分 200 リットルオーバーの湧出量の源泉が、ほとんど注ぎ込まれているのでしょうか。投入口から流れ出るすごい水圧のお湯が波打って浴槽に広がっていきます。澄み切ったお湯が満たされた浴槽底からもお湯が湧いているようで、時々ブクブクと泡が上がってきます。窓から差し込んだ光が波打ったお湯に反射して厳かで神々しい雰囲気です。

 浴槽の湯温は体感 40 度もないと思いますので、時間をかけてゆっくり入っていられます。湖沼臭のような少し生臭い温泉臭もたまりません。1 時間ほど静かに過ごしてあがりました。

 浴舎の前を流れる阿武隈川源流。よく見ると魚が泳いでいました。通りがかった宿の方に聞くと岩魚とのことです。そして、火照った体を冷やしてくれるコロコロコロと涼しい鳴き声。かじか蛙の鳴き声も聞こえました!
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 これはすばらしいです。早速、かじか蛙の鳴き声が聞こえた温泉リスト に追加しました。

 さらにかじか蛙の鳴き声が聞こえそうな温泉を目指すことに。甲子温泉から直線距離で 5km ほど北の二岐温泉がよさそうですが、ぐるっと迂回して行かなければならず時間がかかるので断念。途中の湯野上温泉の無料川原露天風呂はどうだろうと思いましたが、こちらは数年前に閉鎖されてしまっていたようです。

 そこで宿泊地の湯西川温泉に近い川治温泉へ向かい、川沿いの共同浴場 薬師の湯 さんで立ち寄り入浴です。
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 受付の方が利用方法を丁寧に説明してくれましたが、時間がないので館内の内湯はまたの機会にし、昔からある混浴露天風呂のみ利用しました。

 浴場内は撮影禁止でしたので対岸からの様子です。右側の茶色い建物内に脱衣場と囲い付きの浴槽、左側の黄色い柱の屋根の下のぬるい(源泉そのまま?)お湯の浴槽があります。
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 男鹿川がよく見渡せますが、対岸の旅館から丸見えなので、人によっては利用しにくいかも知れません。
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 お湯は少し湖沼臭がしたように感じましたが、体に染みついてしまった先ほどの甲子温泉の匂いが残っていたからかもしれません。なお、ここでは残念ながらかじか蛙の鳴き声を聞くことができませんでした。

 掲示してあった分析表によると、源泉名は共同浴場源泉、泉質は単純温泉、泉温は 36.3 度、pH 8.0、知覚的試験は無色透明、無味無臭、湯使いは源泉温度が低いため加温している以外は加水、循環、消毒無しのかけ流しです。なお川治温泉全体で毎分 3,400 リットルもの温泉が湧出していると別の案内に書かれていました。

 川治温泉を後にし、平家落人の里として知られる湯西川温泉にやってきました。今夜宿泊するのは 平家の庄 さんです。
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 大きな天狗の面が随所に飾られていました。
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 通された部屋です。身分の高い女性が着用するような衣装が飾られていました。
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 衣装はかなり厚手で持ち上げると重いです。昔は暖房もまともになかったのですから防寒具として、このくらいの暑くて重い服装が必要だったのでしょうか。

 窓からの景色。木々の隙間から湯西川の清流が見えました。
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 囲炉裏の五徳はなんとうさぎ。
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 夕食前にお風呂に入ります。貸切風呂が 6 ヶ所あるためか大浴場の浴槽、洗い場は旅館の規模からすると小さ目に感じました。
 こちらは大浴場の露天風呂です。
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 清流が眺められます。
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 掲示してあった分析表によると、源泉名か亀屋源泉・集中管理混合泉、泉質はアルカリ性単純温泉、泉温は 43.4 度、湧出量は測定不能、pH8.9、知覚的試験は無色透明、無味無臭と書かれていました。湯使いについては加温している旨書かれているのみですが、おそらくかけ流しだと思います。大浴場と貸切風呂すべて同じ源泉だと思います。

 貸切風呂の一つ、すべての貸切風呂から清流が眺められます。夕方の時点ではかじか蛙の鳴き声は聞えませんでした。
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 なお、平家の庄さんには 2 年ほど前にも宿泊したことがありましたが、それ以降にリニューアルし、以前は 10 ヶ所ほどあった貸切風呂が減らされ、また食事も夕食朝食ともバイキングになりました。以前宿泊したときは川に架けられた橋を渡った対岸に食事処があり、そこで囲炉裏を囲んで食事ができました。当時はこのあたりに対岸へ渡る橋が架かっていましたが、撤去されてしまったようです。
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 さて、夕食はバイキングです。着く時間が遅かったので、19:15 からのスタートです。
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 小鉢が多く並ぶメニュー。お盆は小鉢をいくつも置けるような構造になっていました。
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 特に気にいったのが乳茸のそばでした。乳茸というキノコのダシ汁が効いたそば、3 杯ほどいただきました。なお、小鉢中心ではなくもっと盛り付けの多い品もあったら良かったと思いました。季節、土地柄、たとえば旬の山菜てんぷらとか・・・
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 バイキングなので離席することが多く、同行者と会話が途切れてしまうのは仕方ないのですが、これはこれで楽しめました。ごちそうさまでした。

 酒の酔いがさめてから、せせらぎの音を聞き、星空を眺めながら夜な夜な貸切風呂を楽しもうと思いましたが・・・後編に続きます。

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MIKUKO.

もちろん可愛いけれど、それは即ち火あぶりになる・・・かも?
うぎゃ。うさぎがぁ~~~!!!
失礼致しました・・・。
お写真のラーメン、美味しそうですね…しかもチャーシューの主張が。
以前は味噌しか頼まなかったのに、
歳と共にあっさり醤油が好きになりました(笑)
by MIKUKO. (2015-07-01 21:53) 

TakiHaru

MIKUKO.様
こんばんは。うさぎの五徳、飾りで置いてあったものですが実用すれば火あぶりですね。でも自宅にも欲しい一品でした。
私はラーメン通ではありませんので単なる感想ですが、いただいた白河ラーメン、素朴なあっさり醤油味で素直においしかったです。毎週食べても良い味でした。
私も味噌より醤油が好きです。と書きつつ、味噌ラーメンがおいしかったという記事を後日書く予定です。
(札幌もラーメンおいしそうですね!)
by TakiHaru (2015-07-01 22:40) 

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