SSブログ

由利高原鉄道 鳥海山ろく線に乗車 [鉄道関係]

こんにちは。

由利高原鉄道、鳥海山ろく線に乗車して 1 往復しました。
(写真は鮎川-子吉間で)
Q8153254.jpg

鳥海山ろく線は秋田県由利本荘市内を走る、元国鉄矢島線を引き継いだ第三セクター鉄道で、羽後本荘駅-矢島駅間、23km を結んでいる鉄道です。

まず、羽後本荘駅 10:46 発の矢島行きに乗車。この列車は秋田おばこ姿のアテンダントさんが乗車する「まごころ列車」でした。
Q8153181.jpg

車両はカラオケも付いたイベント対応車両でした。
Q8153182.jpg

矢島駅までの往復に 1 日フリー乗車券を購入しました。この乗車券、裏面が葉書になっていました。旅先から思い出を投函できますね。
Q8153183.jpg

羽後本荘駅を出発。
Q8153186.jpg

ホームに花がたくさん咲いていた黒沢駅。
Q8153196.jpg

アテンダントさんは、乗客一人ずつ声をかけて観光案内やグッズの販売などを行っていました。車両最後部で立って景色を眺めていた私はどう考えても「鉄」に見えたのでしょう。タブレット交換の写真を撮りますか、と勧められました。

由利高原鉄道は、すでに珍しくなったタブレット閉塞方式を使用している鉄道で、途中の行き違い可能駅、前郷駅でタブレット交換を行っています。駅員さんと運転手さんでタブレットの受け渡しを行っているシーンを撮らせてくれるそうです。

前郷駅です。
Q8153202.jpg

正確には羽後本荘駅-前郷駅間が主に行き止まり区間などで使用されているスタフ閉塞、前郷駅-矢島駅間がタブレット閉塞になっていて、前郷駅でスタフとタブレットの受け渡しが行われました。
Q8153204.jpg

貴重なシーンを撮らせてもらいました。運転手さん、アテンダントさん、駅員さん、どうもありがとうございました。

鳥海山ろく線は淡々と田園地帯を進みます。当日は曇っていて鳥海山が見えなかったのがちょっと残念。
Q8153215.jpg

矢島駅に到着する直前の車内放送で、折り返し列車に乗車する方は車両の入れ替えを行うので一旦下車してください、との案内がありました。単純にこの路線を往復乗車することを楽しむ人が多いことを感じさせる案内でした。

川辺駅-矢島駅間で沿線唯一のトンネルをくぐった後、11:25 終点、矢島駅に到着。
Q8153218.jpg

由利高原鉄道本社や車両基地があり、駅舎も立派な矢島駅。鳥海山ろく線の拠点駅です。
Q8153220.jpg

まごころ列車用のイベント対応車両は車庫に入り、手前の一般車両、おばこ号が出庫しホームに入りました。
Q8153221.jpg

折り返し 11:49 発の列車に乗車。当日はお盆時期だったこともあるかと思いますが、矢島出発時点ですでにほとんどの座席が埋まりました。出発時、アテンダントさんや矢島駅の方の見送りがありました。
Q8153232.jpg

復路も車両最後部で景色を眺めました。
Q8153233.jpg

子吉川の流れが眺められる区間。
Q8153236.jpg

元行き違い駅だったと思われる西滝沢駅。
Q8153238.jpg

再びタブレット交換を行った前郷駅。
Q8153247.jpg

薬師堂駅を出ると羽越本線と並走します。羽越本線もかなり草ぼうぼう。
Q8153249.jpg

終点、羽後本荘駅に 12:30 到着。
Q8153251.jpg

個人的にあまり目立たない存在だった由利高原鉄道でしたが、実際に乗ってみて、タブレット交換の様子が見れたり、矢島駅で見送りを受けたり、またまごころ列車では鳥海山をバックに田園地帯を走る写真が付いた栞をもらったり、短時間ながらも予想以上に充実した乗車でした。

なお、羽後本荘駅前通りは、電線が地下に埋設され、高いビルがない 2、3 階建ての商店などがずっと続き、空が広くすっきりした町並みだったのも印象的でした。

車内でもらった由利高原鉄道のパンフレットには、沿線ガイドとして各駅毎のグルメ情報と近辺の見どころが載っていました。乗車後、そのパンフレットを参考に、薬師堂駅近くのラーメン屋で昼食をとったあと、列車の車窓からも見えた、鮎川駅近くの旧鮎川小学校に立ち寄りました。以下、設置してあった案内看板を参照して書いています。

平成 16 年まで小学校として使用されていた木造校舎、教室棟 3 棟と体育館が並行に建っており、中央校舎棟を中心に両側に均等に配置した左右対称構造、4 棟すべての切妻面が校庭側へ向いているなど全体の均衡を意識して設計してあるそうです。
Q8153268.jpg

内部は床、壁、天井、建具などが秋田杉の木目を活かし、徹底して和風造作にこだわった造りになっているとのことです。明治末期から大正期の校舎の建築様式を引き継いだ木造校舎として、現存するものとして秋田県最大級であり、平成 24 年に国の登録有形文化財に指定されたとのことです。
Q8153273.jpg

校舎内部の見学は許可をとる必要があるため出来ませんでしたが、私の地元で木造校舎といえば 2 階建ての校舎を想像するなか、平屋建ての長い校舎が 3 棟も並行に並んでいるのはとても美しい姿に思えました。


★最近のはるちゃん★

クローバー、ベビーリーフ、パクチーを混ぜた「はるちゃんのミニ野原」二作目は遅々ながら生育中。はるちゃんも食べて遊ぶのを楽しみにしているようです。
QA164400.jpg

nice!(51)  コメント(14) 
共通テーマ:旅行

大館駅発、弘南鉄道大鰐線、五能線に乗って一周 [鉄道関係]

こんにちは。

秋田県の大館駅へ来ました。大館駅を起点に、弘前、五能線、東能代を通って列車で反時計周りに一周しました。
Q8142963.jpg

大館駅 6:39 発の普通列車青森行きに乗車。五能線全線開通 80 周年のラッピング車両でした。このあと五能線に乗る予定でしたので、より楽しみになりました。
Q8142974.jpg

まずは弘前まで行くのですが、まっすぐ行かず、大鰐温泉駅で下車。ちょっと寄り道して弘南鉄道大鰐線に乗りかえて弘前へ向かうことにしました。
Q8142977.jpg

りんご畑と田園を見ながら走る、JR と比べていかにも地方のローカル私鉄の雰囲気が濃い路線。ガタンゴトンとかなり揺れるのも乗っていて楽しいです。乗車時間が約 30 分と長すぎずちょうどよい時間でした。
Q8142990.jpg

奥羽本線をオーバークロスする地点で岩木山が見えました。
Q8142991.jpg

大鰐線のいくつかある行き違い駅では、一駅を除いて珍しい右側通行だったように記憶しています。やがて川に沿ってカーブしながら、中央弘前駅に着きました。川と住宅に挟まれた狭い立地も地方私鉄らしいです。
Q8142998.jpg

中央弘前駅と JR 弘前駅は直線距離で 1km 以上離れており徒歩で移動。

再び JR 線に戻り、弘前駅から、五能線経由のリゾートしらかみ 2 号に乗車。リゾートしらかみはキハ 40 改造車両や最新のハイブリッド車両など異なる 3 本の車両があります。当日の列車はキハ 40 改造のくまげら編成でした。
Q8143000.jpg

車内に入れば、音も静かで乗り心地もよく、また上下に広い大きな窓を備えていて、キハ 40 改造には思えませんでした。

当日はお盆休みでしかも週末のため、家族連れや観光客が大勢乗っていて座席は満席とのことでした。なお、海の景色がすばらしい五能線、普通座席で海が見える方向は A 席になります。私は早めの予約でもちろん A 席をゲットしていました。

青森始発のリゾートしらかみ 2 号は弘前で進行方向が変わり、2駅先の川部駅まで戻り、川部でまた進行方向が変わって五能線に入ります。

岩木山とりんご畑を見ながら進み五所川原-鯵ヶ沢間では津軽三味線の生演奏があります。

鯵ヶ沢付近から、待ちに待った日本海の景色が楽しめる区間になります。

千畳敷駅で約 15 分停車。列車から降りて海岸を散策することができます。ほとんど全ての人が下車していたようです。
Q8143019.jpg

地震で隆起してできたという岩床の千畳敷海岸。100m 四方以上の広さがあるように思います。
Q8143024.jpg

列車の停車時間で波打ち際まで行って来れるのがいいですね。
Q8143026.jpg

出発 3 分前に列車のタイフォンが鳴らされるので、それが聞こえたら急いで列車に戻ります。

千畳敷駅から先は海岸ぎりぎりを走ります。遠くに大きな船が見えました。敦賀-新潟-秋田-苫小牧を結ぶ新日本海フェリーの船でした。

奇岩が連なる海岸沿いでは徐行運転も。
Q8143048.jpg

深浦駅に到着。ここで反対列車のリゾートしらかみ 1 号と行き違い。
Q8143056.jpg

リゾートしらかみ 1 号は、今年 7 月にデビューしたハイブリット車両の新車、橅編成でした。こっちも乗ってみたい。
Q8143060.jpg

舮作崎をぐるりと回ると白神山地が見えてきました。
Q8143067.jpg

十二湖駅で多くの乗降がありました。隣の席が空いたので、ここで弘前駅で購入しておいた弁当をいただきました。ホタテとイカメンチの弁当です。なお、車内でもイカメンチなどの弁当の販売があったようです。
Q8143070.jpg

大間越駅-岩館駅間も奇岩が連なる絶景が続き徐行運転します。
Q8143072.jpg

海の展望はあきた白神駅付近まで。この後は田園地帯を進むようになります。

能代駅でリゾートしらかみのもう 1 車両、青池編成と行き違いしたあと、ほどなく五能線の終点、東能代駅に到着。
Q8143081.jpg

最後はちょっと眠くなりましたが、日本海の景色がすばらしかった約 3 時間半のリゾートしらかみの旅、満喫しました。

リゾートしらかみは、ここでまた進行方向を変えて秋田駅へ向かいますが、私は東能代駅で下車し大館駅へ戻ることにします。

五能線のキハ 40 形がやってきました。リゾートしらかみも良かったですが、やはりキハ 40 の普通列車で乗り通してみたかったかな。
Q8143089.jpg

大館駅に 13:28 着の列車で戻ってきました。
Q8143093.jpg

鉄道の旅はここで一旦終了。この後は自分のクルマで山の温泉へ向かいました。

今回は列車に乗りながら五能線の車窓を楽しむのが主目的で、途中下車はしませんでしたが、景色のよい海岸風景などを見て、列車でなくてもクルマを使って沿線を巡り、走りゆく列車を眺めたり、十二湖や白神山地、また北前船の寄港地だった深浦に立ち寄って散策してみたいと思いました。次の機会に実現できればと思っています。

また、五能線沿線は日本海へ沈む夕陽を堪能できそうです。できることなら波打ち際の露天風呂で知られる黄金崎不老不死温泉などの海沿いの温泉に入りながら夕陽を眺めてみたいものです。

おまけです。

五能線沿線で夕陽を見ていない代わりに、前夜、大館へ向かう途中、新潟山形県境付近で日没時間になりました。
Q8132947.jpg

道の駅あつみに立ち寄り、夕陽を眺めました。
Q8132952.jpg

寒い季節ではないので、だるまさんにはなりませんでしたが、夏の一日の終わりにふさわしい美しい日没でした。


★最近のはるちゃん★

定期的な体重測定は、トイレの下に計りを置き、じっとしている時を狙って測定します。
Q9193753.jpg

はるちゃんの体重はずっと 1,600〜1,700g のあいだで推移しています。

nice!(54)  コメント(8) 
共通テーマ:旅行

小海線、大糸線に乗車して一周 [鉄道関係]

こんにちは。

時刻表を見ていたら小海線のハイブリッド気動車 E200 形に乗り、さらに大糸線を通り、普通列車だけに乗車して 12 時間あまりで一周して来れるプランを見つけたので実行してみました。

6 月下旬の週末、直江津 6:01 発のえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインの普通列車に最寄りの駅から乗車。ET127 系 6 両編成です。
Q6251108.jpg

妙高高原で 6:54 発しなの鉄道北しなの線 115 系 5 両編成に 3 分で乗り継ぎ。
Q6251121.jpg

通常、妙高高原駅では同一ホームで乗り継ぎができるのですが、列車は駅舎側の 1 番線に入り、跨線橋を渡って乗り継ぎでした。はねうまラインの列車が折り返し通勤通学列車になるので、妙高高原からの通勤通学客の便宜を図るほうを優先したのだと思います。

当日は土曜日だったので、車内はそれほど混雑することなく長野駅に到着。長野駅内の立ち食いそば屋で朝食をとったあと、続いて 8:23 発しなの鉄道小諸行きに乗車。
Q6251122.jpg

この列車は 115 系の 2 両編成でしたので、終始混雑していました。多くの人が小諸で接続する軽井沢行きに乗り継いだようでした。

さて、小諸から 10:13 発、小海線のハイブリッド気動車に乗車です。9:25 小諸着の折り返しのため、すぐに乗車して席を確保できるだろうと思っていましたが、車両のドアが閉じられ、結局乗れたのが 10 時すぎになってからでした。
Q6251125.jpg

ハイブリッド気動車が登場してからもうすぐ 10 年になるようですが、乗車するのは初めて。エンジンは車輪を駆動する直接の動力として使わず、発電機を回し発生させた電気を蓄電池に蓄えるのと同時に電動機で車輪を駆動する仕組みとのこと、列車発車時は、スーッととてもスムースに動き出したのが印象的でした。

ただ、エンジンが常にゴゴゴゴと動いており、始動時以外は従来の気動車とあまり違いが分かりませんでした。小海線でメインで使われている従来型のキハ 110 系と乗り比べたら違いがはっきりと分かったのだろうと思います。

列車は千曲川に沿って徐々に登り、信濃川上を過ぎると八ヶ岳山麓の高原地帯になりキャベツ畑が広がりました。当日は残念ながら八ヶ岳や甲斐駒ケ岳などの頂上は見えませんでした。

標高 1,375m、清里ー野辺山間の JR 最高標高地点を通過。
Q6251141.jpg

サミットを過ぎると後は小淵沢へ向けて急な下りになります。いま発電機の回生ブレーキを使いつつ発生した電気を蓄電池にガンガン充電しながら走っているのだろうな、などと想像しながら乗車していました。

そういえば小海線内で目にした駅名板はすべてハイブリッド気動車の絵を使った駅名板になっていました。
Q6251145.jpg

12:27 小淵沢着。
Q6251159.jpg

ほどなく松本行きの普通列車に接続します。ちょうどお昼どき、弁当買って車内で食べながら行きたいところですが 211 系のロングシート車の車内で食事しづらいので、冒頭で普通列車だけと書いておきながら、ここだけは後続の特急あずさに乗ることにしました。

小海線ホームから小淵沢駅の外へ出るには跨線橋で中央本線のホームへ渡ったあと、さらにもう一度地下道を使って駅舎へ向かうようになっていてちょっと面倒な構造。現在跨線橋を延長して新しい駅舎を建てる工事が進んでいるようです。

小淵沢はいかにも高原の駅という雰囲気でした。
Q6251161.jpg

12:59 発の特急あずさ 13 号に乗車。
Q6251168.jpg

車内で小淵沢駅で買った弁当をいただきました。定番の高原野菜とカツの弁当です。
Q6251172.jpg

これほど生野菜が入った弁当は他に見たことはありません。太いセロリがおいしかった。カツはチキンカツです。欲を言えばご飯を全部たいらげるのにもう一つカツが入っていれば良かったな。でも久しぶりに食べれておいしかったです。ごちそうさまでした。
Q6251175.jpg

終点松本駅で大糸線に乗り継ぎます。14:09 発の信濃大町行き、211 系 3 両編成です。ロングシートでしかも混雑していたため、ほとんど景色が楽しめなかったのがちょっと残念。
Q6251177.jpg

信濃大町は同一ホームで南小谷行き E127 系 2 両編成にすぐに接続、15:08 発。車両最後部で後ろの景色を見ていくことに。
Q6251179.jpg

信濃木崎で特急しなの 84 号と交換。元々私鉄だった大糸線、架線柱がいかにもローカル
私鉄のようです。
Q6251181.jpg

その後、車窓左手に仁科三湖が現れ、白馬付近では晴れていれば北アルプスの展望が素晴らしい区間です。

電化区間の末端、南小谷に近づくと線路に草が目立つ細道に。
Q6251189.jpg

南小谷は JR 東日本と JR 西日本の境界駅で、この先は JR 西日本の非電化区間になります。16:24 発、糸魚川行きキハ 120 形単行に乗り継ぎ。乗客は終始 7, 8 人程度でした。
Q6251200.jpg

大雨が降ったあとなので並行する姫川が濁流になっていました。
Q6251217.jpg

急な渓谷を行く大糸線、トンネル以外の区間では落石覆いやスノーシェッドの連続で、それらの見本市のような区間。
Q6251216.jpg

終点、糸魚川で約 30 分の待ち合わせ後、17:50 発、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン、直江津行き ET122 形単行に乗り継ぎ、さらに直江津で妙高はねうまラインに乗り継いで帰宅しました。
Q6251221.jpg

今回、小海線ハイブリッド気動車に初めて乗り、また大糸線にも乗って一周してみました。晴れていれば車窓の南北アルプスや八ヶ岳などの山岳風景がすばらしいルートだと思います。また最後に日本海の眺めも楽しめました。
Q6251225.jpg

海沿いの日本海ひすいラインは、ほぼ標高 0m と考えてよさそうです。小海線の最高標高点は 1,375m だったため、標高差 1,400m 近くを登って下ったことになります。徒歩の登山で標高差 1,400m は個人的にとってもきつい標高差ですが、それを坂に弱い列車で軽々と登山してきたのだと考えると、なんだか妙に感動しました。


★最近のはるちゃん★

梅雨の季節はウッドデッキに出られないことが多いけど、部屋の中でいっぱい遊んでね。
Q7031299.jpg

nice!(69)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

長良川鉄道に乗車 [鉄道関係]

こんにちは。

富山駅で特急ワイドビューひだ 6 号に乗りました。
Q5140357.jpg

北陸新幹線の恩恵をちょびっと受けて、朝 6 時すぎに自宅を出ても富山発朝一番のひだ号に乗れるようになりました。

しょっちゅう乗っていれば慣れてしまうのでしょうが、ワイドビューと名付けられるだけあって、窓の大きさに驚きます。座っている腿の低さまで窓があります。特に窓が小さい新幹線から乗り継ぐと 10 倍大きいように感じます。

巨大スクリーンのような窓から山深い飛騨地方の景色を見ながら南下。
Q5140364.jpg

3 時間以上、山と渓谷の車窓を楽しんだあと、美濃太田駅で下車。今日のメインの目的である長良川鉄道に乗車。11:34 発の北濃行きです。
Q5140371.jpg

ボックスシート車を期待しましたが、残念ながらロングシート車の単行でした。しかも車内はすでに立っている人がいるほど混んでいたので、最後尾で立っていくことにしました。

列車は関市や美濃市の市街地や田園地帯を淡々と進み、湯の洞温泉口付近から長良川の流れに沿って走ります。
Q5140387.jpg

何回か長良川を渡ります。急峻な渓谷という感じではなく、幅の広い谷間を進みます。
Q5140389.jpg

名水で知られる城下町、郡上八幡を過ぎ・・・
Q5140393.jpg

最後の行き違い可能駅、美濃白鳥を出ると・・・
Q5140395.jpg

間もなく、終点北濃駅です。郡上八幡付近からは席は空いていたのですが、結局最後まで立っていました。

で、終点一つ手前の白山長滝駅で下車。
Q5140399.jpg

美濃太田駅〜美濃市駅のほとんど、またその後もところどころ PC 枕木の立派な線路でしたが、ここまで来るとレールがかなり細くなっていました。
Q5140400.jpg

白山長滝駅で降りたのは近くの道の駅白鳥に立寄って昼食を食べるためでした。道の駅内の食堂でけいちゃん定食をいただきました。
Q5140401.jpg

道の駅の裏は長良川が流れ、川岸へ降りることができます。
Q5140403.jpg

清流で知られる長良川、コロコロ、フィーフィーという、かじか蛙の鳴き声が聞けました!

道の駅白鳥から北濃駅まで歩いて移動。いかにも奥美濃らしい風景。細くなってきた長良川は源流の分水嶺まで直線距離であと 10km ちょっとです。
Q5140407.jpg

長良川鉄道の終点、北濃駅。構内に国鉄越美南線時代の転車台が保存されていました。
Q5140409.jpg

先ほど乗ってきた列車の折り返し列車に乗車。14:34 発。長良川鉄道は平日と休日で別ダイヤになっているので、事前に時間をよく確かめなければなりません。

今度は座っていくことにしました。この折り返し列車は「ゆらーり眺めて清流列車」となっていて、郡上八幡以南の長良川の橋梁上など、眺めのよい場所で徐行運転する列車です。

しかしロングシート車だと景色が見づらい。実際、徐行していても外を眺めている人はほとんどいませんでした。景色を眺めてもらうコンセプトの列車だったらボックスシート車にして欲しかったな。また、徐行する区間を通るときに録音テープでよいので長良川が見える方向や風景の特長などを案内してもらうと良かったのにと思いました。

みなみ子宝温泉駅で下車しました。
Q5140425.jpg

ここは温泉と駅が合体していて、列車を降りて駅舎のドアを開けると、そこがすでに温泉施設になっています。また降車時に運転士さんから降車証明書をもらって受付に渡すと、通常大人 600 円のところ 200 円で温泉入浴できます。私も立ち寄り入浴。

温泉施設の名前は「日本まん真ん中温泉子宝の湯」と言います。子宝の神様として知られる近くの子安神社付近が日本の人口の重心地となったことから名付けられたようです。温泉自体は、泉質にこだわる人には特長なく感じると思いますが、広めの露天風呂が気持ちよかったです。

ホームへの出入り口の上に列車の発車時間を知らせる信号機が設置されていて、休憩スペースからよく見えるようになっていました。
Q5140418.jpg

再び長良川鉄道に乗車。
Q5140430.jpg

今度はボックスシートを備えた車両でした。しかしほとんど埋まっていたため、また最後尾で景色を見ていくことに。
Q5140431.jpg

関駅で長めの停車時間があったので、ホームへ出てみました。
Q5140437.jpg

乗っていた車両は越美南線全線開通 80 周年のラッピング車両でした。

長良川鉄道をほぼ 1 往復しました。往復で 4 時間の乗車時間、立っていることが多かったので結構疲れました。できればボックスシートに座って長良川を眺めながら乗車したかったです。

また、途中で 1 泊して郡上八幡などの観光とセットで旅行すれば、より充実した鉄道旅になりそうなので、別の機会に考えてみたいと思います。

美濃太田駅到着後、太多線、中央西線の特急しなの、北陸新幹線と乗り継いで帰りました。


★最近のはるちゃん★

長い耳をふきふきしてリラックス。
Q5150460.jpg
nice!(62)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

春の散歩・・・上越妙高駅周辺 [鉄道関係]

こんばんは。

旧信越本線脇野田駅が北陸新幹線の上越妙高駅に隣接するように移設されて 1 年半、北陸新幹線とえちごトキめき鉄道が開業して 1 年がたちました。
Q3138835.jpg

散歩がてら上越妙高駅周辺がどのようになっているかを見てきました。

西口周辺。
Q3138834.jpg

東口周辺。ちょうどこの場所は旧脇野田駅の構内でした。今は跡形もありません。
Q3138807.jpg

当日は東口横の広場で国際ご当地グルメグランプリ、駅舎内で地元物産品の販売などのイベントが行われており、それらの会場は大混雑でした。

元々「脇野田駅前」という停留所でした。
Q3138802.jpg

上越妙高駅のすぐ南側の矢代川橋梁。イベントが開催されていたため、普段はワンマンの日中の列車で増結編成が見られました。
Q3138798.jpg

ところで直江津-関山間は明治 19 年に開業した古い鉄道。石積みの橋脚は開業当時のものがずっと使われているのではないだろうか?
Q3138792.jpg

旧脇野田駅北側の線路跡。
Q3138847.jpg

高崎起点の距離標がまだ残っていました。
Q3138850.jpg

直江津方の移設開始点。
Q3138861.jpg

旧線路はまっすぐ伸びていました。10 年後くらいには宅地化されたりして旧線路跡が分からなくなり、何で架線柱がこんなふうに立っているのか、と思うようになるかも知れません。
Q3138866.jpg

以下はえちごトキめき鉄道 妙高はねうまラインの上越妙高駅前後で見られる車両です。

トキめき鉄道の電車 ET127 系。JR 時代の塗色、トキめき鉄道の塗色の他、ラッピング車両が 2 編成あります。
Q3138738.jpg

JR の E653 系、特急しらゆき。
Q3138694.jpg

JR の 115 系を使った列車が 1 日 3 往復あります。信越線時代と同じく新潟色、長野色、湘南色が見れます。
Q3138708.jpg

北越急行からの乗り入れ列車も 1 往復あります。
Q3138789.jpg

その他、3/26 から今シーズンの越乃 Shu*Kura の運行が始まりました。そして 4/23 からトキめき鉄道の新造リゾート列車、雪月花が走りだします。

地元の鉄道で引き続きバラエティーに富んだ列車を見ることができるのが楽しみです。


★おまけ:最近のはるちゃん★

おすましはるちゃん
Q3198888.jpg

nice!(53)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー