笹ヶ峰から火打山 2015.09.12 [山歩き]
こんばんは。
新潟県妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(標高 2,462m)に登りました。当ブログタイトルバックの雪山写真で、いちばん右側の三角ピークの山が火打山です。有名な妙高山の背後に隠れてやや目立たない存在ですが、妙高連山の中で最高峰の山です。
登山口は妙高山南麓の笹ヶ峰。本記事を書いている今頃 10 月中旬はきっと紅葉の最盛期を迎えている頃だと思います。
私にとって火打山は中学校の学校登山に始まって何回も登っている山ですが、ブログを始めて初めて登ったので、当日の様子を記事にさせていただきます。行きは曇り空、帰りは快晴になりました。記事中の写真は行き帰りの写真が混在しています。
笹ヶ峰の登山口には登山用の駐車場の他、向いのキャンプ場の大きな駐車場も利用できるようです。立派なゲートをくぐって出発。
黒沢を渡るまで緩やかな登り。ほとんど木道になっています。
最初の休憩ポイント、黒沢。渓流釣りに来ている人もいました。
立派な橋で黒沢を渡ると、十二曲がりと呼ばれるジグザグの急登、続いてさらに急登となって一気に高度を稼ぎます。登り切ったところで黒沢湿原、妙高山への道を右に分けてしばらく進むと、西側の展望が開けてきます。
白馬岳はじめ、北アルプスが見えてきました。
めざす火打山(右)や焼山(左)も見えてきました。
このあたりは平らな道ですが、大きな木の根や石をまたぐ箇所があったりして、やや歩きにくいです。
笹原をしばらく進むと高谷池ヒュッテに到着です。
高谷池という湿原のほとりに建つ、高谷池ヒュッテ。テント場、水場があり、ヒュッテの前にテーブルやベンチも設けられ、ほぼすべての人が休憩していくところだと思います。
高谷池からしばらくは、終始火打山を眺めながら、そしてシーズンであれば咲き乱れる高山植物を見ながら、歩いていてとても楽しい道。
まるで天国へ通じる道のよう。
高谷池に続いて現れる、天狗の庭と呼ばれる湿原地帯。
弱い風が吹いていたので、綺麗な水鏡にならなかったのが残念。
天狗の庭を過ぎると火打山へ向けて最後の登りになります。北側斜面にはまだ雪が残っているところが見えました。
火打山周辺にはライチョウが生息しています。国内のライチョウの繁殖地としては最北端とのことです。
振り返ると、眼下に歩いてきた天狗の庭、遠くに八ヶ岳、南アルプスまで見えました。そして写真では分かりづらいですが八ヶ岳の左側には富士山が見えました。
頂上直下は木道で歩きやすくなっています。
火打山頂に着きました。頂上は広く、30 人以上は休憩できそうです。
頂上からは 360 度の大展望が楽しめます。火打山とほぼ同じ標高の山が並ぶ妙高連山が東西に。東は妙高山(標高 2,454m)。
西は蒸気が吹きだしている焼山(標高 2,400m)。
火打山は名前からして火山を連想させますが火山ではありません。幾度も噴煙を上げる焼山の隣の真っ白な雪山が焼山の火を打ち消してくれているように見えるので、火打山と呼ぶようになった、と手元のガイドブックに書かれていました。
北西は糸魚川の町と日本海。
北は糸魚川市の早川谷。河岸段丘になっている様子が分かります。いちばん手前、上流には赤い屋根の焼山温泉が見えます。さらに手前に笹倉温泉がありますが山影になっていて山頂からは見えません。
北東は我が家がある高田平野。中央の米山がずいぶん低く見えます。佐渡島もうっすら見えたと思いました。
深田久弥氏は著書「日本百名山」の中で「火打より北に火打より高い山はない。」と書いています。実際に頂上に立って北を見ると一気に日本海まで落ちる標高差の大きな展望、また日本列島が続く北東方向を見ても視界をさえぎるような高い山が見えず、はるかかなたまで見渡すことができそうです。このことから火打山であえてそのように言及したかった気持ちが分かる気がします。
帰りは同じ道を下りました。
登山したのは 9/12、往路:笹ヶ峰登山口 5:45 - 黒沢 6:30 - 高谷池 8:40 - 火打山頂 10:35、復路:火打山頂 11:20 - 高谷池 12:25 - 笹ヶ峰登山口 14:50 の行程でした。
★おまけ:最近のはるちゃん★
両手をナメナメしてから、耳の後ろを念入りにグルーミング。
新潟県妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(標高 2,462m)に登りました。当ブログタイトルバックの雪山写真で、いちばん右側の三角ピークの山が火打山です。有名な妙高山の背後に隠れてやや目立たない存在ですが、妙高連山の中で最高峰の山です。
登山口は妙高山南麓の笹ヶ峰。本記事を書いている今頃 10 月中旬はきっと紅葉の最盛期を迎えている頃だと思います。
私にとって火打山は中学校の学校登山に始まって何回も登っている山ですが、ブログを始めて初めて登ったので、当日の様子を記事にさせていただきます。行きは曇り空、帰りは快晴になりました。記事中の写真は行き帰りの写真が混在しています。
笹ヶ峰の登山口には登山用の駐車場の他、向いのキャンプ場の大きな駐車場も利用できるようです。立派なゲートをくぐって出発。
黒沢を渡るまで緩やかな登り。ほとんど木道になっています。
最初の休憩ポイント、黒沢。渓流釣りに来ている人もいました。
立派な橋で黒沢を渡ると、十二曲がりと呼ばれるジグザグの急登、続いてさらに急登となって一気に高度を稼ぎます。登り切ったところで黒沢湿原、妙高山への道を右に分けてしばらく進むと、西側の展望が開けてきます。
白馬岳はじめ、北アルプスが見えてきました。
めざす火打山(右)や焼山(左)も見えてきました。
このあたりは平らな道ですが、大きな木の根や石をまたぐ箇所があったりして、やや歩きにくいです。
笹原をしばらく進むと高谷池ヒュッテに到着です。
高谷池という湿原のほとりに建つ、高谷池ヒュッテ。テント場、水場があり、ヒュッテの前にテーブルやベンチも設けられ、ほぼすべての人が休憩していくところだと思います。
高谷池からしばらくは、終始火打山を眺めながら、そしてシーズンであれば咲き乱れる高山植物を見ながら、歩いていてとても楽しい道。
まるで天国へ通じる道のよう。
高谷池に続いて現れる、天狗の庭と呼ばれる湿原地帯。
弱い風が吹いていたので、綺麗な水鏡にならなかったのが残念。
天狗の庭を過ぎると火打山へ向けて最後の登りになります。北側斜面にはまだ雪が残っているところが見えました。
火打山周辺にはライチョウが生息しています。国内のライチョウの繁殖地としては最北端とのことです。
振り返ると、眼下に歩いてきた天狗の庭、遠くに八ヶ岳、南アルプスまで見えました。そして写真では分かりづらいですが八ヶ岳の左側には富士山が見えました。
頂上直下は木道で歩きやすくなっています。
火打山頂に着きました。頂上は広く、30 人以上は休憩できそうです。
頂上からは 360 度の大展望が楽しめます。火打山とほぼ同じ標高の山が並ぶ妙高連山が東西に。東は妙高山(標高 2,454m)。
西は蒸気が吹きだしている焼山(標高 2,400m)。
火打山は名前からして火山を連想させますが火山ではありません。幾度も噴煙を上げる焼山の隣の真っ白な雪山が焼山の火を打ち消してくれているように見えるので、火打山と呼ぶようになった、と手元のガイドブックに書かれていました。
北西は糸魚川の町と日本海。
北は糸魚川市の早川谷。河岸段丘になっている様子が分かります。いちばん手前、上流には赤い屋根の焼山温泉が見えます。さらに手前に笹倉温泉がありますが山影になっていて山頂からは見えません。
北東は我が家がある高田平野。中央の米山がずいぶん低く見えます。佐渡島もうっすら見えたと思いました。
深田久弥氏は著書「日本百名山」の中で「火打より北に火打より高い山はない。」と書いています。実際に頂上に立って北を見ると一気に日本海まで落ちる標高差の大きな展望、また日本列島が続く北東方向を見ても視界をさえぎるような高い山が見えず、はるかかなたまで見渡すことができそうです。このことから火打山であえてそのように言及したかった気持ちが分かる気がします。
帰りは同じ道を下りました。
登山したのは 9/12、往路:笹ヶ峰登山口 5:45 - 黒沢 6:30 - 高谷池 8:40 - 火打山頂 10:35、復路:火打山頂 11:20 - 高谷池 12:25 - 笹ヶ峰登山口 14:50 の行程でした。
★おまけ:最近のはるちゃん★
両手をナメナメしてから、耳の後ろを念入りにグルーミング。
天狗の庭って、おとぎばなしの中の風景のよう。
コメントを残していませんでしたが、
はるちゃんをちゃんといつも眺めております ^^
立ち姿の時のお腹から足にかけて、たまらないんですよね。
うちではいつも「ペンギンしゃん♪」と呼んで楽しんでいました。
by MIKUKO. (2015-10-15 01:09)
MIKUKO.様、こんばんは。
今年はもう終わってしまったかも知れませんが、天狗の庭はとりわけ紅葉シーズンが美しいですよ。隣の高谷池は今年、米CNNが選んだ日本で最も美しい場所31選に選ばれたところでもあります。
うさぎの立姿、確かにペンギンさんに似ていますね。ウチもぺんぎんしゃんと呼んでみようかな。白いお腹、指でツンツン押してみたくなりますね!
by TakiHaru (2015-10-15 22:07)