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長野県、百合居温泉 [温泉旅行記 / 立ち寄り湯]

 こんばんは。
 長野県栄村の 百合居温泉 で立ち寄り入浴しました。
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 千曲川横の集落のはずれにある温泉、特に冬は看板などなく(見えず)、場所が分かりづらいので、こちらのサイト様 にリンクされた地図が一つの参考になるかと思います。
 積雪時には温泉の玄関前までクルマで到達することが厳しいかもしれません。その場合、隣の JA の駐車場が利用できると思います。

 工事現場の飯場のような仮設風の建物です。集落の共同浴場といった雰囲気ですが一般の人も利用できます。
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 無人ですので、玄関の料金箱に一人 200 円を入れて利用します。
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 お風呂は男女別の内湯が一つずつ。建物の外観から想像するより大き目の浴槽です。一部が浅くなっています。浅いところを含めると 10 人ほど入れそうです。
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 浴室は最近改装されたようで、壁の木も浴槽や洗い場のコンクリートも新しい色をしていました。

 お湯はビシッと熱めの調整。パイプから注がれるお湯もアチチです。浴槽縁から大量にオーバーフロー。
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 玄関に掲示してあった平成 22 年の分析表によると、源泉名は百合居温泉、泉質は単純温泉、泉温 33.0 度、湧出量は毎分 85 リットル、pH 8.45、成分総計 678mg/kg、知覚的試験では無色透明、塩味、無臭、湯使いは加温あり、加水、循環、消毒無しのかけ流しです。実際のお湯は微妙な塩気と油臭を感じました。
 別の大きな分析表にはナトリウム-塩化物泉、49.8度と書いてありました。これは平成 7 年の分析なので、それ以来成分が少し薄まり、泉温もさがってしまったのかも知れません。それでも大量かけ流しで鮮度のよいお湯は十分満足できます。

 昼下がりの時間で大雪にもかかわらず、地元の方々が入れ替わり入浴に訪れます。
 母親が、一緒に入っていた方に聞いたところ、毎日この温泉へ入りに来ているとのことでした。集落の共同浴場として定着しているのでしょう。このような温泉、我が家の近くにも欲しいですね。

 小さな休憩室もありました。暖房は入っておらず寒いです。休憩室の向こうはボイラー室のようで、ゴーッという音が聞こえました。
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 建物の脇の貯湯槽。この下が源泉井戸と思われます。
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 近くの千曲川は水墨画のようでした。ここから 5km ほど下流が県境で、そこで信濃川へと名前が変わります。
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 百合居温泉がある栄村は豪雪地帯。同じ栄村内の JR 飯山線、森宮野原駅は、昭和 20 年に積雪 7m85cm を記録したところです。
 さすがに 7m なんて積雪は途方もない量でしょうが、百合居温泉に来たとき、道路の脇も線路の脇も高い雪の壁が連なっていました。
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