美山 かやぶきの里

　こんばんは。
　京都府南丹市、旧美山町の北集落に立ち寄りました。北集落はかやぶき屋根の民家が多く保存されており、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。


　50 戸のうち 38 棟がかやぶき屋根とのことです。手前を流れる、由良川の上流の美山川では夏、鮎がとれるそうです。


　北集落といえば、集落入口の赤い郵便ポストとかやぶき屋根の組み合わせた写真をよく目にします。若狭湾で採れた魚介類を京の都へ運んだかつての鯖街道が民家手前を横切っています。


　かやぶき屋根は北山型と呼ばれ、屋根の上部は長辺側 2 方向の傾斜、屋根の下部は 4 方向の傾斜となった入母屋造りです。



　屋根の上には千木と呼ばれる雪を左右に割って滑りやすくした木製の雪割りがつけられています。日本海に近いことから雪もそれなりに積もるようです。


　全戸に消火用の放水銃が設けられているとのこと。5 月と 11 月に点検のための一斉放水が行われています。


　民家の周りには色とりどりの花々が咲いていました。





　ほとんどすべての畑は網で囲われています。動物被害も多いのでしょうか。集落と背後の山林の間に鹿避けの柵も設けられているようです。


　北山杉の産地に近いため、背後の杉林も立派です。


　美山町を通っていると、ところどころでかやぶき屋根の民家を見ることができますが、集中しているのは、ここ北集落になります。

　これだけのかやぶき屋根が残されている集落は、日本でもう数えるほどになってしまいました。かやぶき屋根と里山、心がなごむやさしい日本の原風景、春夏秋冬いつ来ても美しい風景に出会えそうです。


★おまけ：最近のはるちゃん★

　びろーん

コメント 2

びろーんの前足の開きっぷりがたまりませんね！
by みぃにゃん (2015-09-07 22:40) 

みぃにゃん様、こんばんは。
肉垂れをびろーんされて、前足で必死で耐えているように見えるかもしれませんが、はるちゃんのいつもの休憩スタイルです。
by TakiHaru (2015-09-08 21:49)