和歌山県、湯の峰温泉 よしのやに宿泊 [温泉旅行記 / 宿泊]
こんばんは。
和歌山県田辺市（旧本宮町）の 湯の峰温泉、日本最古の温泉として開湯 1,800 年の歴史を持ち、熊野参詣の際、温泉で身を清める湯垢離場として利用されてきたそうです。その湯垢離場である小さな浴場、つぼ湯は熊野参詣道の一部として世界遺産にも登録されています。
湯の峰温泉の旅館のひとつ、よしのや さんに宿泊しました。
よしのやさんは、つぼ湯のすぐ上流に建つ小さなお宿です。
通された2 階の部屋、窓から小さな温泉街と通りを行きかう温泉客が見渡せました。また、ザーッと川の流れが聞こえ、ほのかに硫黄の匂いも漂ってきて、いかにも温泉らしい雰囲気です。
まず、温泉街をちょっと散歩してみました。
温泉街の中央には共同浴場と東光寺というお寺があります。この東光寺に湯の花でできた薬師如来があり、かつてその胸から温泉が湧いていたことから、湯の胸が転じて湯の峰という名の温泉になったそうです。
川岸に高温の温泉が自噴している湯筒と呼ばれる源泉があります。
卵や野菜を茹でるのに利用されています。
周囲は源泉地帯で、川岸に何本も引き湯パイプが通されていました。
こちらが、世界遺産の浴場、つぼ湯です。
つぼ湯はとても小さいため、一組 30 分ずつ貸切で利用します。すでに待っている方が何組もいらっしゃったので私は利用しませんでした。
つぼ湯の屋根。石の重しでしっかり支えられていました。左上の建物はよしのやさんの浴室です。
小さな温泉街ですが、熊野古道を歩く拠点となっているのでしょうか。トレッキング客と思われる人々を多く見かけ、外国人の方の姿も目立ちました。よしのやさんでも外国人客の方も何組か宿泊していたようです。
さて、夕食の時間です。食事は 1 階の広間でいただきます。
熊野地方の食材を多く使っており、ごま豆腐は手作りとホームページに書かれています。
せっかくですので、熊野牛のしゃぶしゃぶが付いたコースにしてみました。とてもやわらかくておいしかったです。
調理したての料理が次々に運ばれてきて、温かいものは温かいままいただことができました。完食です。ごちそうさまでした。
当日はとても疲れていたため、食事後すぐに寝てしまい、真夜中にぬくっと起きてお風呂に行きました。お風呂は一晩中利用できます。
内湯です。浴室に入ると固い感じの硫黄臭がしました。
浴槽は 3 人も入ればきつい大きさです。
トボトボと注がれる湯。かなり熱いです。
浴槽のお湯は透明ですが、細かな白い湯の華が多数舞っていました。
掲示してあった分析表によると、源泉名は龍の湯、泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉、泉温は 89.6 度、湧出量は毎分 87 リットル、掘削自噴、pH 7.8、知覚的試験は無色透明で、弱硫化水素臭、無味、と書かれていました。実際、口に含んでみると無味ではなく、弱い卵スープのような味がしました。また、かけ流しですが、源泉温度が高いため加水してあると書かれていました。
内湯の他、玄関から外へ出た館外に貸切露天風呂があります。玄関から覗いて入浴中の表示になっていなければ自由に入浴できます。
内湯より大きく 5, 6 人は入れそうです。
この囲いの中が貸切露天風呂です。
翌朝、内湯に入っているとすぐ外に人の話し声と歩く音がしました。窓をあけてみると目線のすぐそこが歩道で、すでにつぼ湯の入浴を待っている人がいました。
朝食も 1 階の広間でいただきます。
おかゆは温泉粥とのこと。極々薄い硫黄味がしたように思いましたが、おいしくいただけました。ごちそうさまでした。
翌日はあいにく小雨が降る天気になりました。
湯けむりたなびく熊野の小さな温泉、湯の峰温泉。雨降る風景もしっとりして、とても風情があるように思いました。
和歌山県田辺市（旧本宮町）の 湯の峰温泉、日本最古の温泉として開湯 1,800 年の歴史を持ち、熊野参詣の際、温泉で身を清める湯垢離場として利用されてきたそうです。その湯垢離場である小さな浴場、つぼ湯は熊野参詣道の一部として世界遺産にも登録されています。
湯の峰温泉の旅館のひとつ、よしのや さんに宿泊しました。
よしのやさんは、つぼ湯のすぐ上流に建つ小さなお宿です。
通された2 階の部屋、窓から小さな温泉街と通りを行きかう温泉客が見渡せました。また、ザーッと川の流れが聞こえ、ほのかに硫黄の匂いも漂ってきて、いかにも温泉らしい雰囲気です。
まず、温泉街をちょっと散歩してみました。
温泉街の中央には共同浴場と東光寺というお寺があります。この東光寺に湯の花でできた薬師如来があり、かつてその胸から温泉が湧いていたことから、湯の胸が転じて湯の峰という名の温泉になったそうです。
川岸に高温の温泉が自噴している湯筒と呼ばれる源泉があります。
卵や野菜を茹でるのに利用されています。
周囲は源泉地帯で、川岸に何本も引き湯パイプが通されていました。
こちらが、世界遺産の浴場、つぼ湯です。
つぼ湯はとても小さいため、一組 30 分ずつ貸切で利用します。すでに待っている方が何組もいらっしゃったので私は利用しませんでした。
つぼ湯の屋根。石の重しでしっかり支えられていました。左上の建物はよしのやさんの浴室です。
小さな温泉街ですが、熊野古道を歩く拠点となっているのでしょうか。トレッキング客と思われる人々を多く見かけ、外国人の方の姿も目立ちました。よしのやさんでも外国人客の方も何組か宿泊していたようです。
さて、夕食の時間です。食事は 1 階の広間でいただきます。
熊野地方の食材を多く使っており、ごま豆腐は手作りとホームページに書かれています。
せっかくですので、熊野牛のしゃぶしゃぶが付いたコースにしてみました。とてもやわらかくておいしかったです。
調理したての料理が次々に運ばれてきて、温かいものは温かいままいただことができました。完食です。ごちそうさまでした。
当日はとても疲れていたため、食事後すぐに寝てしまい、真夜中にぬくっと起きてお風呂に行きました。お風呂は一晩中利用できます。
内湯です。浴室に入ると固い感じの硫黄臭がしました。
浴槽は 3 人も入ればきつい大きさです。
トボトボと注がれる湯。かなり熱いです。
浴槽のお湯は透明ですが、細かな白い湯の華が多数舞っていました。
掲示してあった分析表によると、源泉名は龍の湯、泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉、泉温は 89.6 度、湧出量は毎分 87 リットル、掘削自噴、pH 7.8、知覚的試験は無色透明で、弱硫化水素臭、無味、と書かれていました。実際、口に含んでみると無味ではなく、弱い卵スープのような味がしました。また、かけ流しですが、源泉温度が高いため加水してあると書かれていました。
内湯の他、玄関から外へ出た館外に貸切露天風呂があります。玄関から覗いて入浴中の表示になっていなければ自由に入浴できます。
内湯より大きく 5, 6 人は入れそうです。
この囲いの中が貸切露天風呂です。
翌朝、内湯に入っているとすぐ外に人の話し声と歩く音がしました。窓をあけてみると目線のすぐそこが歩道で、すでにつぼ湯の入浴を待っている人がいました。
朝食も 1 階の広間でいただきます。
おかゆは温泉粥とのこと。極々薄い硫黄味がしたように思いましたが、おいしくいただけました。ごちそうさまでした。
翌日はあいにく小雨が降る天気になりました。
湯けむりたなびく熊野の小さな温泉、湯の峰温泉。雨降る風景もしっとりして、とても風情があるように思いました。
こんにちは。
片道2時間のおでかけでも音を上げる出不精ですが、
こちらの温泉には俄然興味が湧きました。
この土地は人を引き寄せる ”気” を持っているのでしょうか。
温泉街の雰囲気やお宿のお風呂もいい感じで、
お料理もすごくおいしそう!(^^)!
いつか行ってみたいなぁ...。
by ポレンタスキー (2015-05-06 19:50)
ポレンタスキー様
こんばんは。はるか昔から多くの人に利用されてきた古い温泉場、なんとなく懐かしく思えるような雰囲気が私たちをひきつけるのでしょうか。
近くに熊野大社や那智の滝などのパワースポットもありますので、温泉に入ってそれらを巡れば、癒しと生きるパワーをもらえるかも知れませんね。
私たちが住んでいるところからは近いと言えない場所ですが、機会を見つけて是非訪れてみてください。
by TakiHaru (2015-05-06 21:38)