群馬県、沢渡温泉龍鳴館に宿泊 [温泉旅行記 / 宿泊]
こんばんは。
久しぶりの温泉での宿泊、前日にじゃらんで検索して検討した結果、沢渡温泉龍鳴館 さんに宿泊予約を入れておりました。
草津温泉に立ち寄り入浴 したあと、一路沢渡温泉に向かいます。あいにくの天気でしたが、雨に煙る景色も水墨画みたいで美しいものです。
暮坂峠を越して沢渡温泉龍鳴館さんに到着です。
こんにちは、と言いながら入っていって名前を告げると、どうも予約が入っていなさそうな様子。なんとFAXが紙切れで前日の予約が印刷されてなかったのです。すぐに部屋を用意していただきました。
ここでクレームをつけないといけないのかも知れませんが、別に泊まれない訳ではないし、笑って許してしまう私は寛容すぎるのでしょうか?
それよりも紙をセットしたら次々と予約が印刷されて「こんなふうに出てくるのか」と感心してしまいました。じゃらんからの予約はFAXで入るのですね。
通された部屋です。
部屋からの展望です。
沢渡温泉は小高い丘の上に旅館街があります。草津温泉とはうってかわって静かな温泉地に見えます。しかし、部屋のすぐ下に見える共同浴場は次々とクルマで乗り付けるお客様がいて、そこは活気がありそうでした。
宿泊していると共同浴場を無料で利用できるようなのですが、過去に一度利用したことがあるので、今回は旅館のお風呂にじっくり入ることにしました。
さて、早速お風呂に向かいます。浴室の前には年代を感じさせる温泉分析表が掲示してありました。
浴室は結構広く、奥にL字形の浴槽がありました。
このとき、龍鳴館さんの常連だという方と一緒に入浴したため写真が撮れず、掲載した写真は深夜に入浴したときに撮ったものです。
お湯はかなり熱いです。ゆっくりゆっくり肩まで浸かると、じわーっと熱さが体に浸透するのが分かりました。ほんのり香る硫黄の匂いに癒され、そしてここに来る前に入浴した草津温泉の酸が沢渡温泉のアルカリで中和されていくような気がしました。
龍鳴館さんのお湯は完全掛け流しではなく循環併用のようです。浴槽中央の源泉投入口の下に循環湯が噴出していました。しかし、お客様が少ないので鮮度は良いと思いました。源泉を飲んでみると予想外に濃い硫黄味がしました。
浴室の傍らには源頼朝が腰掛けたという石がありました。
沢渡温泉は1191年の発見と書いてありました。ちょうど頼朝が鎌倉幕府を開く、あの 1192年の1年前なのですね。
カランも源泉が使われています。すばらしい。
お湯からあがり、部屋で何をするということもなく外を眺めたりしてまったりしていると、夕食の時間となりました。龍鳴館さんでは夕食朝食とも部屋でいただけます。
以下、この日の夕食です。
山の中にしては海の食材が多いと思いましたが、おいしく完食させていただきました。ごちそうさまでした。
箸袋の裏に印刷されていた沢渡小唄の四番の歌詞に目が留まりました。
・・・河鹿鳴く声 せせらぎの音・・・
私の大好きなシチュエーションです。
かじか蛙の季節はとっくに終わってしまっていましたが、せせらぎの音は聞こえるのかな、と窓辺で耳を澄ませました。龍鳴館さんは川から離れた小高い丘の頂上近くに建てられているため、部屋にいながらにして、かじか蛙の鳴き声やせせらぎの音を聞くのは難しそうです。湯上りにふらっと川沿いまで散歩すれば、春〜初夏には、かじか蛙の鳴き声が聞こえるのでしょう。
その代わり、眼下の共同浴場から「バシャーン、バシャーン」という威勢よくお湯をかける音、遠くから「リーン、リーン」という秋の虫の声が聞こえました。
そして夜は更けていきます・・・
私はアルコールに弱いため、夕食時のビール1本で「もうダメ」状態になってしまいます。そのため布団がひかれると速攻で寝てしまいます。その代わり深夜にムクッと起きて、お風呂に入るのが好きです。その点24時間入浴可能な旅館は嬉しいですね。
沢渡温泉は草津温泉で湯あたりした体をもとに戻す仕上げ湯または治し湯として昔から利用されてきたようです。私も草津温泉に入浴したあと、ここで再び温泉に入っています。目を閉じてお湯に浸かりながら、治し湯の効果を想像し、今ここで実際にその効果をわずかですが感じ取れているような気がしました。
翌朝の朝食はお膳で運ばれてきました。香の物がたくさん添えられていてご飯が進みました。
旅館に泊まるとたくさんの夕食でお腹がはちきれそうになるのに、なぜ翌日の朝食でご飯を何杯も食べれるのでしょうか? 朝食も完食させていただきました。ごちそうさまでした。
朝食後、もう一度お風呂に入ってチェックアウト。じゃらんからの予約より直接予約のほうが安くなりますよ、と教えていただきました。次回は直接予約させていただきます。
龍鳴館さんを出発し、あらためてかじか蛙が鳴くと思われる川沿いに寄ってみました。
なるほど、確かにかじか蛙がいそうな気がします。
山間に何気なくたたずむ静かな雰囲気の温泉地、沢渡温泉。今度はかじか蛙の鳴く季節に再訪したいです。
このあと、もう1か所温泉に立ち寄るべく、上牧温泉に向かい ました。
久しぶりの温泉での宿泊、前日にじゃらんで検索して検討した結果、沢渡温泉龍鳴館 さんに宿泊予約を入れておりました。
草津温泉に立ち寄り入浴 したあと、一路沢渡温泉に向かいます。あいにくの天気でしたが、雨に煙る景色も水墨画みたいで美しいものです。
暮坂峠を越して沢渡温泉龍鳴館さんに到着です。
こんにちは、と言いながら入っていって名前を告げると、どうも予約が入っていなさそうな様子。なんとFAXが紙切れで前日の予約が印刷されてなかったのです。すぐに部屋を用意していただきました。
ここでクレームをつけないといけないのかも知れませんが、別に泊まれない訳ではないし、笑って許してしまう私は寛容すぎるのでしょうか?
それよりも紙をセットしたら次々と予約が印刷されて「こんなふうに出てくるのか」と感心してしまいました。じゃらんからの予約はFAXで入るのですね。
通された部屋です。
部屋からの展望です。
沢渡温泉は小高い丘の上に旅館街があります。草津温泉とはうってかわって静かな温泉地に見えます。しかし、部屋のすぐ下に見える共同浴場は次々とクルマで乗り付けるお客様がいて、そこは活気がありそうでした。
宿泊していると共同浴場を無料で利用できるようなのですが、過去に一度利用したことがあるので、今回は旅館のお風呂にじっくり入ることにしました。
さて、早速お風呂に向かいます。浴室の前には年代を感じさせる温泉分析表が掲示してありました。
浴室は結構広く、奥にL字形の浴槽がありました。
このとき、龍鳴館さんの常連だという方と一緒に入浴したため写真が撮れず、掲載した写真は深夜に入浴したときに撮ったものです。
お湯はかなり熱いです。ゆっくりゆっくり肩まで浸かると、じわーっと熱さが体に浸透するのが分かりました。ほんのり香る硫黄の匂いに癒され、そしてここに来る前に入浴した草津温泉の酸が沢渡温泉のアルカリで中和されていくような気がしました。
龍鳴館さんのお湯は完全掛け流しではなく循環併用のようです。浴槽中央の源泉投入口の下に循環湯が噴出していました。しかし、お客様が少ないので鮮度は良いと思いました。源泉を飲んでみると予想外に濃い硫黄味がしました。
浴室の傍らには源頼朝が腰掛けたという石がありました。
沢渡温泉は1191年の発見と書いてありました。ちょうど頼朝が鎌倉幕府を開く、あの 1192年の1年前なのですね。
カランも源泉が使われています。すばらしい。
お湯からあがり、部屋で何をするということもなく外を眺めたりしてまったりしていると、夕食の時間となりました。龍鳴館さんでは夕食朝食とも部屋でいただけます。
以下、この日の夕食です。
山の中にしては海の食材が多いと思いましたが、おいしく完食させていただきました。ごちそうさまでした。
箸袋の裏に印刷されていた沢渡小唄の四番の歌詞に目が留まりました。
・・・河鹿鳴く声 せせらぎの音・・・
私の大好きなシチュエーションです。
かじか蛙の季節はとっくに終わってしまっていましたが、せせらぎの音は聞こえるのかな、と窓辺で耳を澄ませました。龍鳴館さんは川から離れた小高い丘の頂上近くに建てられているため、部屋にいながらにして、かじか蛙の鳴き声やせせらぎの音を聞くのは難しそうです。湯上りにふらっと川沿いまで散歩すれば、春〜初夏には、かじか蛙の鳴き声が聞こえるのでしょう。
その代わり、眼下の共同浴場から「バシャーン、バシャーン」という威勢よくお湯をかける音、遠くから「リーン、リーン」という秋の虫の声が聞こえました。
そして夜は更けていきます・・・
私はアルコールに弱いため、夕食時のビール1本で「もうダメ」状態になってしまいます。そのため布団がひかれると速攻で寝てしまいます。その代わり深夜にムクッと起きて、お風呂に入るのが好きです。その点24時間入浴可能な旅館は嬉しいですね。
沢渡温泉は草津温泉で湯あたりした体をもとに戻す仕上げ湯または治し湯として昔から利用されてきたようです。私も草津温泉に入浴したあと、ここで再び温泉に入っています。目を閉じてお湯に浸かりながら、治し湯の効果を想像し、今ここで実際にその効果をわずかですが感じ取れているような気がしました。
翌朝の朝食はお膳で運ばれてきました。香の物がたくさん添えられていてご飯が進みました。
旅館に泊まるとたくさんの夕食でお腹がはちきれそうになるのに、なぜ翌日の朝食でご飯を何杯も食べれるのでしょうか? 朝食も完食させていただきました。ごちそうさまでした。
朝食後、もう一度お風呂に入ってチェックアウト。じゃらんからの予約より直接予約のほうが安くなりますよ、と教えていただきました。次回は直接予約させていただきます。
龍鳴館さんを出発し、あらためてかじか蛙が鳴くと思われる川沿いに寄ってみました。
なるほど、確かにかじか蛙がいそうな気がします。
山間に何気なくたたずむ静かな雰囲気の温泉地、沢渡温泉。今度はかじか蛙の鳴く季節に再訪したいです。
このあと、もう1か所温泉に立ち寄るべく、上牧温泉に向かい ました。
龍鳴館に行く予定です。雰囲気が良くわかりました。かなり良さげですね。期待が持てそうです。
by 紺碧七 (2015-08-29 11:52)
紺碧七 様、こんばんは。
コメントありがとうございます。
私も宿泊したのは 9 月で、温泉に入ったあと、秋の虫の鳴き声と共同浴場の湯かけの音を聞きながら涼んだのを思い出しました。
拙記事が参考になりましたら嬉しく思います。
by TakiHaru (2015-08-29 21:31)